↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/34

彼氏とデート、前編

霞目線の話。

私は少し緊張していた。初めて彼氏の家に行くか、だ。人生初である。私は、彼氏いない歴=年齢だったので彼氏がいること全てが人生初なのである。緊張と共にテンションも上がる。そして、今日は女装の証拠を掴むんだ!心拍数が色んな意味で上がる。とにかく楽しみだ。


私はインターホンを押した。これからは未知の世界だ。


ガチャッ


ドアが開いた。


「いらっしゃい」


そこにはいつもかっこいい私の自慢の彼氏がいた。もうどういうテンションで話していいかわからなくなってきた。


「やあ、彼氏くんよ。待ち遠しかったかい?」

「初めて自分の家に人あげたから、緊張してるかな」

「そうかいそうかい。まあ彼女なんやし、緊張せんでもええよ」


私なんで今関西弁使ったんだろう。東海地方出身なのに。


「まあとりあえずあがって」

「おっじゃまっしまーす♪」


人生初の彼氏の家!テンション上がるな〜。


「るんるんだな」


私はスキップしながら廊下を進んだ。


「この奥が部屋?」

「そうだよ」

「初・彼氏くんの部屋〜」


ガチャ


「おお〜これが彼氏くんの部屋かぁ。この椅子かっこいい!」


何から言えばいいのか頭真っ白でわからなくなったので、とりあえず椅子を褒めた。目から得られる情報が椅子のみになるくらいに視界が狭かった。


「部屋入った感想それかい!」


しっかりツッコまれた。


「すまんすまん。かなりPC周りの環境が整ってるから、つい驚いちゃって」


苦し紛れの言い訳が出たが、なんか騙せた。ちょろい男だぜ。ニシシ。悪い笑みが溢れた。あ、そんなこと言ってる場合じゃない。とにかく女装の衣装探さなきゃ。ちゃんと見つけないと。お、鍵かかった部屋はっけ〜ん。動揺するか確認してみよう。


「ていうかこの鍵のかかった部屋は何?」


馨は思わず目を背ける。ここだ!ここにある!


「そこはまだ公開できない秘密基地」

動揺からか、変な言い訳をしてきた。これは確定演出

だ。

「ふーん...。じゃあいつか見せてね」

そう言ったら、馨はこんな顔をした(・Д・)

たえたぁ〜。アホで良かった!とでも思ってるだろうな。

「と、とりあえず何する?」

「ゲームしようぜ!この家なんのゲームある?」

「2人以上でプレイできるのはヌマブラかマリコバイク8か。どっちがいい?」

「マリコバイクで」

「ok」

〜2時間後〜

「ちょっと俺トイレ行ってくるわ」

「了解」

きた!大チャンス!私はトイレに行ったことを確認し、鍵を解除しようとして、持ち上げた瞬間

カチッ

開いた。そうな簡単に開くことある?もっとダイヤルとかに苦戦するかと思ってた。とりあえず中に入ってみることにした。そこにはレディースの服から際どいものまで色々な服が収納してあった。私よりも、持ってる。女子なのに男子に服の数(しかもレディースの服て)負けてしまった。若干の悔しさと共に、証拠を掴めた嬉しさが込み上げてきた。ここに長居するとまずいので、急いで部屋から出た。ちょうどそのタイミングで馨が帰ってきた。馨はきょとんとしていた。おそらく秘密にしてた部屋の鍵が開いていることに、驚いたのだろう。


「霞、あの部屋に鍵開けた?」


顔を真っ青にして聞いてきた。


「ちょっと気になって触ってたら、外れちゃった」

「中は...みた?」


私はここで見たと言ったら、面白みがないと思った。


「...見てないよ」


馨は安堵の表情を浮かべた。私に気づかれたことも知らずにね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。