6話 出発
第一章 6話
「愛ちゃん、これですべての準備が整いました。
いつでも出発できます。」
「家の中の掃除もしたし、お父さんのお墓参りましたし、冷蔵庫もカラにしたわ。」
シロウの洋服がいつまでも父親の来ていた作業服では申し訳ないので、近くの衣料品店まで買いに行った。
何を着ても様になるなぁ。
ハリウッドのイケメン俳優みたい。
「シロウこれ着てみて。」
「どうでしょうか?」
「かっこいい。どうしよう。全部似合ってて私には決められない。お金があったら全部買いたい。」
ホストに貢ぐ人の気持ちがわかってしまった気がする。
まずいわ。
結局、ボタンダウンシャツにジーンズというかなりカジュアルな服にしてしまった。
山は寒いかもしれないのでウィンドブレーカー。
下着や靴下も忘れずに買わないと。
レジのおばちゃんがポーッとした顔でお会計をしてくれた。
シロウがスズキのエブリイに最新型のカーナビに魔法で変えてくれていた。
なんとAIも搭載しているとのこと。
試しに自宅から第一目的地山梨と行き先を入力した。
──カーナビ
愛知県から山梨県まで車での所要時間は、交通状況や走行スピードで変わりますが、一般的には約3時間30分から4時間程度かかります。
愛知県から山梨県へのアクセスでは、以下の高速道路を利用することが一般的です。
1. 東名高速道路から小牧JCTで中央自動車道に入り甲府昭和ICでおります。
休憩を取る場合、以下のサービスエリアがおすすめです。
- 中央自動車道(中央道):中央自動車道には多くのサービスエリアがありますが、愛知県から山梨県への途中で位置する「恵那SA」や「中央本線交流道PA」が利用しやすいです。
恵那SAは、愛知県と岐阜県の県境に位置しており、レストランや売店、トイレ、駐車場などが完備されています。
中央本線交流道PAは、通行量が比較的少なく、休憩に適したサービスエリアです。
──
モニターは大きくて見やすく、説明もバッチリだ。
朝の9時あたりに山梨に到着することを想定すると、5時に出るしかない。
連日収穫作業で早朝から仕事をしていたからあまり辛いとも思わなかった。
早朝、まだ朝日が登る前に二人は愛知県を出発した。
運転は愛ちゃん。シロウさんは免許がないので助手席で魔力を車に流す係。
「愛ちゃんは運転が好きなんですね。」
「うん。運転してるとやなこと忘れられるからかもね。」
「それにしてもたくさんの車が走っていますね。
愛ちゃんの家はあまりに車も人も見なかったので驚きますね。」
「東京なんか行ったら車も人もたくさんだよ。私は人混みが苦手だから都会は行き先から外しちゃったの。」
「そうだったんですね。私も人混みは苦手かもしれません。
そもそもそんなに人が大勢いるところに行ったことがないんですけど……」
5月の中旬の景色はキラキラしている。
これから夏になるぞって意気込んでる感じが大好きだ。
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