第二章 4話 魔物?
焚き火をみながらコーヒーを飲んでゆっくりとした時間を過ごした。
「温泉から見える富士山すごかったね。」
「雄大な景色でしたね。。
野外でお風呂に入るのは驚きました。
愛ちゃんが日本の素敵なところを私に見せようとしてくれたんですね。
あなたは本当に姿だけではなく、心も美しい。」
甘すぎる言葉になんて返したらいいのかわからない。
心に甘ったるい幸せが広がっていった。
温泉もいいし、お昼も美味しかったし、素敵な1日だった。
「綺麗な星空」
こんなゆっくりとした気持ちで星空を見るなんて子供のいらいだろう。
「静かで気持ちの良い夜です。」
心地よい幸せを感じながら焚き火のゆらめきを見つめていた。
………?!
焚き火で照らされない距離の地面が動いている。
泥の塊のおばけのような何かが地面から出てきた。
シロウは愛をかばうように前へ出て身構えた。
「魔物?死霊か?」
その物体はシロウめがけて飛びかかってきた。
「バリア」
シロウが魔法で泥の塊のようなものの攻撃を弾いた。
「ホーリー」
手をかざして魔法を再度唱えた。
泥の塊のような物体はは音もなく消えていった。ホーリーで消しされるということは死霊の類なのかもしれない。
慌てて焚き火を消すと、
「愛ちゃんはキャンピングカーに入っていてください。」
愛はあまりの恐ろしさに体が震えていたが、足手まといにならぬようにキャンピングカーに転がり入った。
シロウはあたりをサーチしたが他には何もいない事がわかった。
……なぜこの世界に実体としての死霊が?
自分がこの世界に転移してきたからなのだろうか?
それなら愛ちゃんの家に死霊が出てもおかしくはなかったはず。
そうだ、怯えているであろう愛ちゃんのもとに戻らないと。
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こんなに長いお話を書いたことがなくて四苦八苦しております。ですが、ラストは決まっていますので完結は必ずできます。
いたらない点ばかりのお話ですが、あなたのような心やさしい読み手様のおかげで頑張れます。




