新しい冒険そして 〜またまた出会い!?〜
アピと近くの木陰で休息をとる。近くの周囲に魔物がいないのは空間把握で確認ずみである。
だが、いつ空間把握が万能だと錯覚していた?
「ねぇ、あなた、、、」
「へ!?」
突然、目の前に黒髪美少女が現れた。何もない空間から出てくるように、それこそ
(転移、、、?)
すぐさま戦闘態勢に入る。だが黒髪美少女は戦う気がないようだった。
「私には戦う気は一切無い、だからそんなに警戒しなくていい。」
「じゃぁ、どいう要件?」
それでも警戒を完全に解くつもりはない、何せ、
解析鑑定をしたのだから当然である。
鑑定結果
名前 マリス
種族 上級魔人
スキル
〈魔力結界〉〈魔力強化〉〈闇魔法強化〉
〈自動回復〉〈身体強化〉〈空間把握〉
〈状態異常耐性〉〈遠視〉〈闇の祝福〉〈重力操作〉
〈魔眼〉〈魔力操作〉〈思考加速〉
称号
《次期魔王》《闇に愛されし者》
《光りの対になる存在》
、、、まさかの次期魔王なのだから、これを警戒せずしてどうする?しかも、彼女の周りの魔力は恐ろしい量である。
「私はあなたを勧誘しに来た。少女2人を助けた時、強いと思った。私の部下にならない?」
カタコトに話す美少女はそういいながら魔力をこちらに当ててくる。普通の人間なら気絶してしまうかも知れない。だが、自分は生憎普通でも、人間でもない。
「悪いけどその誘いには乗らない。どうして魔人がここにいるのかも気になるけど、、、私は誰の下にもつくつもりはない。」
「そうか、残念、気が変わったのなら、また会う」
「本当に戦う気はないんだ、、、」
てっきり「実力で!」何て言って襲ってくるのかとも思ったのだが拍子抜けである。
「?、、、私、戦う気はないっていった。」
「あぁうん、まぁそうだね、、、」
どうして?というように黒髪美少女が首を傾げる。
何だこの可愛い小動物、、、
「話しは終わり、いつでも歓迎する」
そう彼女がいうと、また転移でどこかにいなくなる。
『いったい何だったのでしょうね』
さっきまで自分の後ろに隠れていたアピが出てきた。
「流石に分からないかな、周りの警戒を空間把握に頼りきっていたから出てきた時は流石に驚いた」
これからは空間把握で安全をとれていても警戒を緩ませすぎないようにしようと思った。突然の時期魔王との出会いであまり休息をとれていなかったが、早めに戻ろうと思って帰る。流石に最初に出会った2人と出会うことは無いだろうと思い、ギルドの受付をする。
「たしかに依頼内容通りの量ですね。報酬を準備するので少々お待ち下さい。」
カエデさんに報酬を準備してもらっている時、後ろから柔らかい物が当たって来た。
「おっかえり〜シアちゃ〜ん」
「アリヤさん、ただいま戻りました。今日はやけに元気ですね、、、」
「だって〜頑張ってA+ランク級の討伐依頼をして疲れた所にシアちゃんがいるんだもん。これはもう運命だよね!シアちゃん!私の妹にならない??」
最後の言葉を聞かなかったことにし、アリヤさんにいう。
「討伐依頼お疲れ様です。私はちょうど薬草採取の依頼を終えたところです。」
「なるほど〜シアちゃん強いんだから簡単な討伐依頼とか受けないの?」
「まだ、実戦経験は少ないので、、、」
『ただ面倒なくせに、、、』
アピが自分にしか聞こえない声でいう。
「アピちゃんもお疲れ様〜!シアちゃんが私の妹になってくれなくて悲しいよ〜」
『お疲れ様です、アリヤさん、またカエデさんに色々言われると思いますよ』
「アリヤさん、シアちゃんが困ってますよ、討伐依頼の報酬を準備するので 大 人 し く !待っていて下さいね。あ、シアちゃんの報酬はこれです」
「あっどうも、、、」
カエデさんが来てアリヤさんに大人しくするようにいう。
「うぅ〜シアちゃ〜ん!カエデがいじめるよ〜」
「アハハ、、、」
振り出しに戻った気がする、、、。アリヤさんって依頼中と依頼以外で本当に性格が変わる。一度アリヤさんと研修で討伐依頼をした。その時のアリヤさんはとても頼もしかった。
「シアちゃん!私があの魔物の動きを止めるから首元を切って!シアちゃんなら簡単だと思うよ!!」
「あっはい!」
実際は自分でも出来るがアリヤさんがいると、とても楽に出来る。その後も魔物がたまに落とす素材のこと、薬草の種類と見分け方、魔法の上手い使い方などと、とても参考になる教えをしてくれた。
アリヤさんは初心者の冒険者にも人気があると言われて納得できた感じがする。
「大丈夫?疲れてない?」
「はい、大丈夫です。アリヤさんのおかげでそんなに疲れません。何だかアリヤさんって頼り甲斐のあるお姉ちゃんって感じですね」
「私が頼り甲斐のあるお姉ちゃん?シアちゃんの?ふふ、そう言われると嬉しいけど少し照れるなぁ〜」
とアリヤさんの研修時のやりとりを思い出してる間に、
「あっあの!」
「へ?」
「む?」
「先程は命を助けていただきありがとうございます!」
聞き覚えのある2人の声の方をみると、さっき森で助けた2人の少女がいた。
「あっ気にしなくていいよ。偶然通りかかっただけだから、、、」
少し同様しながらもしっかり受け答えをする。ちゃんと出来てるよね?大丈夫だよね??
「私!ソラといいます。こっちは私とチームを組んでいる、ユイナです。」
「あっえっと、ユイナです。先程は助けてくださり、あっありがとうございます!」
「本当に気にしなくてもいいんだけどね。私はシアです。」
『マスターが、話を聞かずに走り去ってしまいすみません。私はアピといいます。』
「え?なになに?シアちゃん何かしたの??」
「私達は森でブラットベアに襲われた所をシアさんが助けてくださいました。」
「そっそれで、ちゃんとしたお礼をと思って、、、」
「さっすが私達のシアちゃん!森中で襲われた2人の冒険者の女の子達をブラットベアから助けるなんて」
とアリヤさんが1番盛り上がっている。
「私達って、、、私も入れてるのですか?確かにシアちゃんは妹にしたいとは思いますけど、アリヤさんみたいにどこかれかまいなくシアちゃんに抱きつくようなことはしませんよ」
カエデさんが呆れ気味でいう、てかカエデさんにも妹みたいって思われてたの?!
「妹さん?」
ソラが不思議そうにこっちとアリヤさんを見比べる。
『ただアリヤさんが言ってるだけだから、、、』
「はっはぁ、、、」
「いずれシアちゃんは妹にするからね!!」
ユイナちゃんが納得してくれたようである、納得してくれたようである、大事なことなので2回いう。
「それよりも私達、シアさんにお礼がしたいんです!」
「別にお礼なんて、、、」
「私達が良くないです!」
「お礼をさっさせて下さい!」
「うっうん分かった」
「!、、、ありがとうございます!」
「、、!」
ソラちゃんの押しの強さとユイナちゃんの後方射撃によりあえなく押し切られる。
断ろうとしたがいかんせんコミュ障、、、お前を呪う、、、。
(お礼とは言ってもどんなことをするんだろう、、、)
そんな事を思っていると、
「では明日、この冒険者ギルド前で待ち合わせをしましょう」
「なら、私も一緒に来て良い?シアちゃんに似合いそうな服をみつけてさ、、、」
「アリヤさん、流石に迷惑ですよ」
カエデさんの言葉を聞いて少し気持ちが落ち込む。 アリヤさんが来てくれたら少なくとも会話が出来そうだと思ってたのだが、、、カエデさんの方は良かれと思って言ってくれたんだろう、、、優しさとは時に残酷である、、、。結局別の日にカエデさんと出かけることになった。
話しを終えて、宿に戻る。
「うぅ〜、明日色々心配だ、、、」
『大丈夫ですマスター、明日はしっかりしますよ!』
「へ?」
『今まで、マスターが約束してくれた通り、きっちり気合いを入れてマスターのワンピースを作ります!!』
「アピに期待したのが、バカだった、、、」
『どいう事ですか?マスター、約束は守るべき物だと思いますよ?』
「うぅ、、、分かったから、ワンピース着るよ。」
(最悪、空間把握をフル活用しよう)
『ちなみに空間把握は使用禁止ですよ?』
「何この娘、、、悪魔より悪魔してる気がするんだけど??」
『気のせいですよ』
何故、あの時、あんな約束をしてしまったんだろうと今更ながらとってもすごく後悔しています。
なるほどなるほど、明日は平和な日常会ですね〜ソラちゃん達とてもナイスな働きです!マイエンジェルは見た目のスペックも良いのにあまりおしゃれをしなかったり誰かに見せたりしませんからねぇ〜。私自身は色々な方達に見せつけたいほどだというのに、、、
まぁでも今回はちょうどソラちゃん達と冒険者ギルドでまたまた偶然ばったりと出会ってしまい、、、なぁんてこともあるんですね〜次の日常会は特に楽しみですね〜。アピちゃん!とびっきり可愛い服をお願いしますよ!!!!




