最終章 〜終わりの戦いそして代償〜
「うっうぅ〜ん、、、」
朝の日差しが、少し空いた窓から入って来て、目が覚める。
最後に見た景色は、マリスに言われ、意識を落とした場面だった。
今、目の前にあるのは、木の屋根があり、身体は、布団の上に寝かされている。宿のベットにいるようだ。
不思議に思い、身体を起こそうとした時、
「お!目が覚めたみたいだね〜。」
「アリヤ、さん、、、?」
ドアが開き、アリヤさんが入って来た。
「マリスちゃんが4人を運んで来た時は驚いたけど、、、良かった〜!」
「あの、、、」
「あぁ〜、ユイナちゃんとミケちゃんは、先に起きて、体調も良い感じだよ。」
私が質問する前にアリヤさんが答えてくれた。
「そうですか、、、?あの、シアは?」
「シアちゃんね〜、、、その〜なんていうかね、、、まぁ、生きてはいるから、そんな不安な顔をしなくても良いよ、、、ただ、、、」
「?」
ソラちゃんは、不安と疑問を顔に浮かべていた。このことをどう伝えるべきか、、、。
「アリヤ、ソラちゃんがとても不安がってるわよ」
「カエデ、、、」
アリヤさんが、なにかをいうことに戸惑っている時、カエデさんが現れた。
「なに辛気くさい顔してるのよ。あなたが、そんなんじゃこっちの方まで調子が狂うじゃない。あなたは、仕事の時意外は、ノーテンキで、誰かを心配の「し」どころか、「だ」の文字すら出ないじゃない」
「それは、流石に酷いと思うよ!?ソラちゃんもそう思うよね!?よね!?」
「あはは、、、」
「ええ!?」
「諦めなさい。そして、認めなさい。あなたは、仕事以外は、完全に超がつくほどに超ポンコツだと!」
「うわぁ〜ん!ソラちゃ〜ん!カエデが〜カエデがいじめるよ〜!」
「そういう所だと何故気付かないのですか、、、」
そういって、カエデさんはいつものように頭を抱える。いつもよく見るこの光景に思わず笑ってしまった。
「ふふ」
「うん、やっぱりソラちゃんは笑ってる方が似合うわよね。流石勇者様、笑顔が素敵です!ってね」
「え?もしかして、カエデ、、、さっきのはソラちゃんを笑わせるための嘘、、、?」
「はぁ、、、もう10割方、そういうことにしてください、、、」
「わ〜い!さっすがカエデ〜!」
そうして、親指を立てるアリヤさんと、ソレを見て呆れるカエデさんを見て、再び笑う。
すると、カエデさんが、
「シアちゃんは、生きているから、まずはみんなでご飯を食べましょ」
「はい」
いまでも少し、暗い気持ちにもなるが、最初ほどではなく、しっかりと周りを見れている気がした。
ご飯を食べる時、シア以外に、ユイナとご飯を食べ、フォンから貰った通信機で、ミケさんとも話せた。何故かちゃっかりマリスも一緒に食べた。
マリスの話いわく、戦争は、魔王が漆黒の悪魔に操られ、その漆黒の悪魔を勇者である私が、滅ぼし、魔族軍は撤退及びに解体となり、魔王マリス自信も、新しい魔族の王と変わると同時に、勇者ソラの提案で、平和条約を、、、という話に世間では広められたことを知った。
「本当にマリスさんは、それで良かったのですか?」
「魔王自体、飽きた、だから大丈夫」
(「「「それで良いのか魔王、、、」」」)
と、ユイナの質問の答えに3人は、マリスに体して思った。
だが、魔族自身、マリスの多種族との和平意見に異議を唱える者はいなかったようだ。
最初は、ライラという次期魔王の魔族への引き継ぎ(仕事丸投げ)と手伝いをした後、完全に自由に旅をする予定らしい、、、。
「それに、、、ね」
「?」
マリスの言葉と同時に、ドアが開き、よく知る顔があった。
「!?シア!」
勢い余ってシアに抱きついた時、
「むぐぐ」
「あっごめん!それより大丈夫だったの?」
「あっ、あのすみません。私、あなたのことを覚えていないのです。」
「え、、、?」
マリス達の話を聞くと、シアが目を覚ました時にはもう、記憶がなくなっていたらしい。
「本当に、、、」
「すみません。自分のことも名前しか覚えていないのです、、、。私は、あなたの友人だったのでしょうか?」
「ソラちゃん、、、」
ユイナが、ソラを見守るように心配していた。
「一つ、聞いてみても良い?」
「?なんでしょうか?」
「ただ、記憶がなくなっただけ、、、なのよね?」
「はい、恐らく、、、」
「そう、、、わかったわ!なら私の自己紹介からね!私はソラっていうの、私はシア、あなたに命を助けられた恩があるの、だから一緒にあなたの記憶を戻す手伝いをさせて!」
何かに吹っ切れたかのようにソラちゃんは、言い放った。
「え?ですが、、、」
「私がやるって決めたのよ。死んでしまうよりもマシだわ!」
「なら私もソラちゃんと同じです!」
「私も」
「なら、私達も同じです」
「とか、なんとか言って〜最初からカエデも同じだったのでしょう?勿論私もだけどね〜」
「、、、!?」
「「「「「!?」」」」」
この瞬間、何故か私は、涙を流していることに気がついた。
記憶を無くしてしまっているというのに、だというのに、、、この、涙は、何故か、嬉しいと思ってしまう。
「ご、、、」
「?」
「ごめんなさい、私、どうしてか、、、本当にごめんなさい」
こんな私をソラさんが、優しく抱きしめてくれた。
「泣くなら今のうちに泣いちゃいなさい。そして、その涙は、今まで、私達の苦労も、努力も、全部、あなたが、目を逸らした物、逸そうとした物なのだから、、、こうやって気づけたのだから、その涙は、嬉し涙なのだから、、、しっかり、少しずつ、取り戻して、噛み締めなさい。あなたがこうやって見てくれたのだから、、、」
「ありがとう、ございます、、、本当に、、、ありがとう、、、」
こうして、マイエンジェルは、一つ一つ噛み締めていくのでした〜。っと、とはいえ、ソラちゃん達が、あのようにいうことが出来るほどに成長するのはいいものですね〜。まぁ私も今回ばかりは奮闘しましたよ〜!なんせ、あの、色々と全体的に小さい小娘だけにマイエンジェルを独占されるのは、許せませんでしたね〜。マイエンジェルは、私のマイエンジェルです!絶対に他の存在、特に、色々と全体的に色々と小さい小娘は特に許せません!っと一途で、健気で、素晴らしく、美しい、超絶美人女神の私は、最後まで、一途で、健気で、儚く、美しく、超絶素晴らしい、美人女神でいるのでした〜。
最後まで読んでくださりありがとうございます!最終章は少し短くなってしまいましたが、、、(まぁ初心者ということで観念してください、、、ってか最後まで読んでくれる人おるんかな?まぁいっか〜)これにて、本編は完結となります。(ただ、もう少し続く予定ではある模様




