戦い 〜天使と精霊〜
ダイコウ大陸、ダイマ大陸の最前線、魔族の四天王1人に対し、それぞれの軍が対峙していた。
どの軍もよく魔族の四天王を相手に抑え込んでいる。特に、獣人の軍は、ドワーフ、エルフという異例の軍だ。
だが、その軍に対しほぼ単身で現れた四天王の魔族はそれ以上に化け物である。
ソラ様とユイナ様を送り途中から来たアリヤ様がいなければどうなっていたことか、、、。
我が主である魔王マリス様のため、四天王最強の魔族、ライラは主人の命に従い、相手戦力の中でも危険な部類である軍と対面していた。
だが、自身の考えが少し甘かったのか、相手が思っている以上に粘ってくるので予定が狂っていた。
それもこれも途中から来た、赤髪の剣士が原因だ。
「随分と粘るのですね。しかし、逃げてばかりでは意味がありませんよ?それとも、自身だけでも生き残ろうと必死なのですか?」
「ふふ、まだまだ私は余裕だけど?それに、私だけじゃなく、ここにいる全員が生き残ろうとしてるだけよ!」
そういうと同時に、アリヤの剣から紅い炎の斬撃が飛んでくる。
「本当に鬱陶しいですね」
その何度目かの斬撃を氷の斬撃で相殺する。これも何度目かの光景だ。
「流石にこれ以上はお相手している暇がないので次で終わらせましょう」
「そうね、、、さっさと終わらせた方が楽ね」
そして、互いに次の1発で決めるように力を貯めた。次の瞬間、勝負が決まると誰もが思った時、
(ライラ)
「、、、?」
(どうかしましたか?マリス様、、、もしやあまりの遅さに、、、申し訳ございませんすぐに終わらせ、、、)
(そうじゃない、四天王全員に撤退させ、ダイマ大陸の防衛に回って)
(それはいったい、、、)
(ライラなら頼りになると思って、、、難しそう?)
(四天王ライラ!魔王マリス様の名に従い、今すぐ撤退、及び防衛にうつります!)
(ありがとう)
そして、ライラはすぐに回れ右をした後、
「申し訳ございませんが、、、この勝負はまた今度ということで、私は我が偉大なる魔王様に期待されていますので、では」
「なっ、、、」
そう言い残し、魔族が去っていった。この撤退と同時に他の魔族達も撤退をしていったことを知らされた。
「陛下、これはいったい、、、」
シルバがフォンに聞くが、フォン自身もよく分からなかった。
つい先程、ソラ様達と通話を閉じた後、帝国で何かあったのだろうか、、、。
「皆様、、、」
けれどもフォン達には今出来ることが少ない。とりあえずは今出来る兵士達の治療などを優先することにした。
ダイコウ大陸、帝国の城の中、ソラ、ユイナ、ミケ、マリス、そしてアピ達は、自我を失ったシアと対面していた。正直な所、今、立っていられていることに驚き出会った。
「自我を失ってくれているお陰か、行動が単純だな!これが貴様の実力か!」
そうミケがいいながら、シアの攻撃を受け流す。
「シア!いますぐ戻ってきなさい!」
ソラがそういうが、返ってくるのは光の槍である。その光の槍をユイナが障壁を使い防ぐ。
なんとか近くの住民達のほとんどは逃げることが出来た。
逃げられなかった住民はいない、否、生きていないという方が正しい。
「シアさん!これ以上、シアさんがやりたくないことをやらないでください!」
それでも光の槍意外なにも返ってこない。それでも、3人は声をかけ続ける。
「、、、」
何度目かの攻撃の後、だんだん攻撃の頻度が落ちて来た。
「「「!」」」
恐らくまだ、完全に自我を失っていなかったのか、一瞬少し頭を抑え始めた。
その一瞬の隙を見逃さず。アピ(本体)の槍を持ったマリスがシアの後ろに現れ、アピ(本体)を投げつけた。
その攻撃を咄嗟に防ごうとシアが動いた時、ミケが最大全力強化でシアを一瞬抑えユイナの拘束魔法とソラの特殊魔法の合体魔法、でシアの魔力を2人で奪い、行動を一瞬制御する。
その一瞬で2人に魔力が津波のように流れ、また、その魔力に身体が耐えられず。全身が悲鳴をあげる。
ユイナは、魔力許容量が多いのでそれだけで済んだが、ソラは血を吐く。
そうして、全員で作り出したわずか数秒でアピ(本体)の槍が届く。
、、、暗い暗い深淵の中に1人、シアは闇の鎖に身体を囚われ、下半身から少しずつその闇に飲まれそうになっていた。
『マスター!』
「、、、」
アピの声が届いてないのか、反応がない。それでもアピはシアに叫ぶ。
『マスター!私を置いていかないで下さい!例え、周りが見放そうと私はついていきますといいましたよね!!』
その言葉に反応したのか、ゆっくり、ゆっくりと目を開けた。
『マスター!!』
「ア、、、ピ?」
『はい!マスターのアピです!』
「どう、、、して、、、?」
『どうもこうもありません!私は、マスターに置いてかれるのはごめんだからです!!』
「そっか、、、ごめん、、、」
『いーえ!許しません!絶対に!!なので戻ってきてください!!!』
「でも、、、私、、、どうやって、、、」
その言葉にアピが、
『持ち主であるマスターと共に歩むのが武器であり、防具である私ですよ!』
そういうと、アピが光りだし、漆黒の黒い鎖とは正反対である純白の鎖を召喚し、シアの身体に巻きつき、そのまま、シアを引っ張り出した。
漆黒の黒い鎖は、そのまま、いとも容易く崩れ消えた。
『そうでしょう?マスター!』
「!」
そうして、解放されると同時に、深淵の世界が変わり、先程とは一転し周りは白い空間に変わる。
その空間には、一つの水晶が浮かび、椅子と机があり、前に見たことがある1人の少女が座っていた。
『ここは、、、』
アピと共に召喚(?)された場所に見覚えがあった。勿論、椅子に座っている少女にも、、、そして、その少女にこんなことを言われるとは思いもよらなかった、、、。とはいえ、ある意味、当たり前とも言えることなのかもしれない。
マリスがアピ(本体)を投げ、ユイナ、ソラ、ミケが最後に道を開けた。この結果、3人は、今度こそ身体が動けなくなり、倒れこんだ。
そして、シアは、光に包まれ、後はアピに任せられたのである。
「3人とも、ゆっくり、休んで」
マリスがそういうと、3人は眠った。
ふふのふっふふ〜!私とマイエンジェルのアイ(愛)コンタクト第2回目!ここから私がマイエンジェルとそのおまけに何を言ったのかは次回のお話しにお持ち越しです!とはいえ、、、久しぶりに物凄く疲れましたね〜。ソラちゃんとユイナちゃんがアレだけで済んだのも〜結果的にマイエンジェルを助けれたのも私が少々手助けをしたのですよ〜?仮にも死の神の魔力がたかが少々魔力許容量のある人間に一瞬でも受け止め切れる訳ないじゃないですか〜。とはいえ、とはいえ〜、、、今回の勇者様と聖女様は相当な実力を持っている方ですよ?私の力も少々で済んだのが本当に凄いことなのですよ?本当です。それでも〜やっぱり〜嫌〜疲れました〜少々で済んだ、とはいえ、いくら万能で素晴らしく、美しい私でも疲れる物は疲れる物なのですね〜久しぶりにエネルギーを消費したので我ながら驚きです!いや〜うっかり、うっかり〜。それじゃぁ〜今回の機会で少々マイエンジェルに癒してもらいましょうかね〜。っと、万能で、健気で、優しく、美しく、一途な超絶美少女女神の私はマイエンジェルとの久しぶりの対話にそれはもう天変地異を起こすほどとても、とても、素晴らしく心躍らせるのでした〜。




