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エンジェルクリエイト  作者: 白羽
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勇者と聖女と 〜災害そして〜

 魔族の自爆後、一旦戻ろうとした時、異変が起こった。


「、、、?」


 マリスが先に何かの異変に気づき、さっき魔族がいた方向を見ると、


「!?シア!」


「?どうし、、、え?」


 魔族のいた場所に不気味な赤い石が浮かんでいた。


『何ですかあれ?さっきまでありませんでしたよね?』


「命と引き換えに魔物を呼び出せる、、、ブラットストーン、、、?」


「ていうことはさっきの自爆は、、、」


 すると突然ブラットストーンが天高く登り、ある程度登ると空中で止まる。


『それより今のうちに落とさないと化け物が出てくるじゃありませんか!?』


「確かに、、、アピ!」


『はい!マスター!』


 そして、アピ(本体)は鋭い矢尻を持った槍の形になった。

 槍を構えた瞬間、ブラットストーンを貫く映像が頭の中に映し出される。


「貫け!」


 掛け声と共に、全身を使い、腕を鞭のようにしなやかにそして鋭く動かす。

 槍は真っ直ぐブラットストーンをど真ん中で貫きそして粉々に割れる。


「間に合った?」


「なんとか、、、?」


 槍が物理法則を無視して手元に戻ってくる。

すんごぉい


『今度こそこれで終わりでしょうか?』


「ふぅ、、、」


「あれ、、、?」


 安心もつかの間、砕け散ったはずのブラットストーンがまた空中で傷がなかったかのように戻る。


『「!?」』


「一歩遅かった、、、」


 次の言葉を出す前にブラットストーンは空中に巨大な穴を開ける。そして、そこから出てきたのは、


「最悪、、、」


「これは、、、」


『そんな、、、』


 巨大な4つの羽はボロボロになっており、左右非対称、胴体部の肉からは赤く白い骨がいくつか見えており、前足に至っては完全に白骨になっている。瞳は血黒く光っており、周りには紫黒い霧のような物が漂っており、運悪く近づいてしまった他の空飛ぶ生物は霧に触れた瞬間に白骨化し、骨の傀儡に成り果てる。

 死の象徴ともいわれる〈巨大災害級〉のドラゴン


 それを別の場所で見ていたソラちゃん達は、


「何、、、あれ、、、」


「そんな、、、デスドラゴン、、、くっ、シルバ、ミケすぐに国民を全員非難させなさい!今すぐに!」


「「はっ」」


「私達も早く逃げないと!ソラちゃん!」


「でも!あっち側にはシアちゃん達が!」


「シア様がいるのですから逃げることも容易なはずです。幸いあそこは墓地付近で基本誰もいません!」


「まずは逃げよう!」


「でも!!」


 パチンと音が鳴る。ユイナちゃんがソラちゃんの頬を平手打ちした。突然のことでフォンも一瞬驚く。


「なっ何を急に、、、!?」


「!?」


「少しは冷静になったでしょ?あそこはシアちゃん達以外誰もいないから逃げれる。だったら私達もまずは逃げよ。、、、それともシアさんのことを見下しているの?私達2人相手でも互角以上に渡り合えるシアさんを?」


「!ごめん、うん、、、分かった。」


「うん、私こそ叩いてごめんね」


「大丈夫、冷静になれた。これからもこういうことがあったらお願い!」


「いや!そんなに叩かないよ!?」


「まずは逃げましょう」


 そして、獣人の国というのもあり国民はある程度避難することができたのだった。


『どうしますか?マスター』


「撤退、、、もできなさそうだね、、、完全に見てる」


「大ピンチ、、、」


 完全にアイツはこちらを標的にしている。ここで撤退をしたら他の人も巻き添えを喰らってしまう、、、

どうしよう、、、。


「マリスでも手懐けられない?」


「専門外」


『近づいても大丈夫でしょうかね?』


「耐性でもない限り無理」


『なら大丈夫ですね』


「そもそも攻撃効いてるの?」


 さっきから、各々魔法での狙撃をしているがデスドラゴンは無傷であった。

 だが、わずわらしいぐらいには効いていたのか行動を変えてきた。さっきまで何もせずただゆっくり近づいていたのが急に咆哮をあげる。


『名前どうり「死」ですね』


 周りの地面から何体ものアンデットが這い上がってきた。そして、そのアンデットは獣人らしく獣のように飛びかかり、爪の斬撃、噛みつき、、、どれも当たることは無いがとてもうっとしい。


「ちなみに無限」


「まだクールタイムがあるだけまし、、、とはいえないかな、、、」


 アンデット達は反撃で倒したと思ったら次がくる、そしてその間に倒したはずのアンデットは蘇りまた襲ってくる。


『アンデットらしく凶悪な魔物ですね』


「いやになる」


「わかる」


 アンデット達に手こずっている間に霧に囲まれた。


「耐性がなかったら即死だった、、、」


「ん」


『もしかしたら即死の方がまだ楽だったかもしれませんよ』


「不吉なこといわないで?」


「消えて」


 そして、マリスが高出力の魔弾をデスドラゴンに打ちつけ、身体に穴を空けた。と思ったらすぐに再生した。そんな再生能力あるならどうしてこんな姿なのか謎である。


『今更ですがこんな化け物相手によく話し合えていますよね』


「デスドラゴンも話し合いで解決してほしいんだけどね」


「小鳥が成長しても鳥は鳥」


「成長っていうか寿命完全に迎えているけど、、、?」


『本当に、、、死んだら死んだでとっとと成仏なりなんなりして欲しい部類ですね』


 今だ、戦闘は終わらない、無限の素早いアンデット達に加えて、デスドラゴンのブレスが飛んでくる。

 傷はすぐに治り、どの攻撃も一瞬で死に至るどころか、ブレス以外は身体強化を使えば骨折になることは無い。

 ブレスでさえ予備動作も相まって避けれるし、結界で防ぐことも出来る。だが、こちらの攻撃が当たっても一瞬で再生されてしまう。

 アピ(本体)の青い炎の刃で焼いても数秒で元通り、しかもアンデッド達のせいでその数秒もすぐに稼がれる。


「とんだイタチゴッコだね、、、」


『マリスさんはまだ行けますか?』


「当たり前」


 そんな状態が続いている時、先に行動したのはデスドラゴンだった。デスドラゴンが再び咆哮をあげた途端にアンデット達の動きがますます素早く、そして洗礼されていく。


「くっ、、、」


「マリス!?」


 マリスに剣を持ったアンデットの攻撃が直に当たる。マリスは反応が遅れそこに追撃がいくつも入っていく。


「マリス!!」


「邪っ魔!」


 マリスが魔力を全方向に解放し、その勢いでアンデット達が全滅、幸い結界が間に合い、結果的に敵のアンデット達が一旦全滅する形になった。

 だが、マリスは膝をついた。


『無茶なことを、、、』


「大丈夫?」


「なん、、、とか、、、」


「大丈夫じゃないね」


『どうします?デスドラゴンはいまだに健在、マリスさんは実質戦闘不能、、、』


「確かに、、、」


 考える暇もなくデスドラゴンのブレスがくる。何とかマリスを抱えて回避できた。アンデット達も蘇生し始めていた。


(相当最悪な状況、、、このままだと間違いなくマリスが、、、でも、、、どうすれば?)


 思考を巡らす。それでもなお、答えは出ない。デスドラゴンのブレスはマリスを抱えながらだと避けるので精一杯、アンデット達もほとんど蘇生される。逃げ道はどこにも無い。ただこの先にあるのは、、、。


(最悪マリスだけでも、、、何か、何かないの?)


『マスター!』


「えっ?」


 目の前にから口を大きく開けたデスドラゴン、その口からブレスが吐かれ、目の前に来ていた。


(これが、、、)


 マリスを抱えたまま思考をしていたので反応が遅れる。ギリギリに結界が間に合ったが後ろに大きく吹っ飛ばされた。マリスは幸い衝撃での傷はない。

 だが、すぐに第2のブレスが飛んでくる。


(これが、、、こんな物が、、、死?)


 デスドラゴンは仕留めたと思っていた。後は残った妖精だけだと。ただ、思っていたのだ。


『、、、え?』


 目の前にいたのは少女達だった。いや1人は結界にで守られた少女と、もう1人は少女だったと思われる化け物だった。


『マスター、、、?』


 だがその問いには答えない。

 化け物は、白い鳥のような羽があり、さっきと違い、目だけ、鋼の目隠しのような仮面で隠れ、鋼の鎧いを身に纏い、腰当ての鎧は左右非対称で片方は膝下近く、もう片方は膝上まで、後ろはロングスカート、膝当て、肘当てをつけて、長ブーツのような足鎧を着ていた。

 一目でいえば、ヴァルキリーとも言える。だが、この化け物はそのような生やさしい存在ではなかった。

 デスドラゴンは本能でこいつはここで殺さなくてはと悟った。そして、咆哮を上げるとアンデット達が一斉にその化け物に襲いかかる。さきほどよりも素早く。


「、、、」


 だが化け物が手で軽く払った瞬間、アンデット達は光に包まれ、全て消滅する。浄化魔法といえよう。

 デスドラゴンはすぐさまブレスを何度も何度も何度も打ち込む。だが


「これで終わり?」


『どう、、、したのですか?』


 その化け物は無傷で悠々とそこに立っていた。そして、話した言葉を正しく理解するのに時間を有した。

 いまだ、化け物は仲間のはずの問いに答えることはしない。表情は口元から見ても無表情とわかる。


「来ないの?じゃぁもういいよ」


 すると、化け物が一瞬で目の前に現れたと思ったら視界が真っ黒になり、そのままデスドラゴンは意識もろとも消滅してしまった。ただ、理解できたことは、自分はただの死の象徴であって完全なる死ではないということだけだった。






ふふふ、あははは!やはりマイエンジェルは私を楽しませてくれますね!あぁ〜やはり早くマイエンジェルと暮らしたいですねぇ〜あはははは!!!

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