ダンジョン 〜こいつには会いたくなかった〜
落ちて、、、落ちて、、、落ちている、、、
「何でこんな事になったんだっけ?」
『それはですねマスター、、、』
アピが冷静に落ちながら説明してくれた。
数時間前の事、、、
「ダンジョンですか?」
「うん、少し行ってみようと思って」
「でしたらパーティを組んだ方がいいと思いますよ。シアさんは十分実力があるとはいえ油断してたら大惨事になることがありますから」
「わかった。アリヤさんって大丈夫?」
「あっごめね!今日は指名の依頼されててさぁ〜」
とアリヤさんが申し訳なさそうにいう。
「そっかじゃぁしかないですね」
「あ!でもやっぱ指名の方を却下すれば!」
「アリヤさん流石に相手に失礼ですよ、、、」
「うぅぅ、、、」
「うなってもダメですよ?」
「わかってるよ〜、本当ごめんね?シアちゃん、、、」
カエデさんにいわれ、渋々依頼を受けに行くアリヤさん。すると、
「じゃぁ私達と一緒にパーティを組みませんか?」
「ソラちゃん、ユイナちゃんも、、、いいの?」
「はっはい大丈夫です。これからわっ私達もなんの依頼を受けようか話してたので、、、」
「では、3人パーティでダンジョンですね上層では比較的危険はありませんがお気をつけて下さい。」
そして、私達はダンジョンに向かった。その後、3人が知らぬ間にアリヤさんが戻ってきた。
「あっそういえば今日ってビックワームが多く出てる日じゃない?」
「あっそういえば、、、」
「もうシアちゃん達行っちゃったけど、、、」
「まぁシアちゃん達なら大丈夫、、、だよね、、、?」
「健闘を祈りましょう、、、」
時すでにおそしとはこの事である。
その頃、ダンジョンで3人は地獄を見ていました。
鑑定結果
ビックワーム
大小それぞれの大きさがある。ダンジョン上層ではそこまで大きな物は滅多に見ない。先にある巨大な口は硬い岩をも削ることができる。
「どうして、、、どうしてこんな巨大なビックワームに私達は追われてるのよ!!」
「いやぁ!!虫ぃ!気持ち悪いぃ!!」
『こればかりは流石の私でも逃げ一択ですね!!マスター!!』
「流石にわかる、、、」
上層で滅多に見ないビックワームに追いかけられていた。ある意味ラッキー?いや!超アンラッキーですね。しかも、ビックワームっていうよりはもう超ビックワームの方がしっくりくるくらいでかい。そして、それだけ気持ち悪い
「あっ!もうすぐ階段!ユイナ!後もうちょっとだよ!」
「ああぁぁぁああぁ!!」
不幸とは一度始まったら連鎖するものらしい。ユイナちゃんが足をつまずいて転んでしまった。
「!ユイナ!!!」
すぐに振り向き、超キョダイワームを斬りつける。だが、超キョダイワームは少し怯むぐらいだった。 とっさだったので上手く魔力を流せなかったことと、このダンジョンは魔力を使うのが難しい気がする。だが少し、怯んでくれたおかげでユイナちゃんを助けることが出来た。
「大丈夫?」
「はっはい何とか、、、」
そして階段を登ると開けた場所に出ることが出来た。超キョダイワームはまだ追いかけてくる。
『本当しつこいですね!!』
超キョダイワームが暴れて天井の岩も降ってくる始末、そしてその岩でソラちゃん達と別れてしまった。幸い、超キョダイワームはこちらを追いかけているのでソラちゃん達は大丈夫だろう。
「何とかこっちで引きつけるから先に逃げて!!」
「!、、、でも!!」
ソラちゃんが叫ぶ。
「大丈夫!すぐに戻るから!」
「!、、、ごめんなさい!すぐに応援を呼びます。」
空間把握でソラちゃん達が行ったのを確認した後、すぐに超キョダイワームに身体を向ける。
『マスター?大丈夫ですか?』
自分のこれからしようとしてる事にアピは気付き聞いてくる。
「大丈夫だと思う、今度は本気」
『分かりました!私も腹を括りましたから!』
超キョダイワームとの戦闘が始まった。
最初に動いたのはこちらだった。魔力が今は上手く使えないだけで魔法を使う事は出来る。なのでまず、鎖を創り超キョダイワームを捉える、そして、鎖に発火をする。どうやら上手く燃えてるようだ。
「やっぱ害虫は燃やすに限るね」
『それでもまだ息はあるようですけどね、、、害虫の癖に炎に耐性でもあるんですかね、、、』
「そもそもでかいからかもね、、、アピ行けそう?」
『私(本体)で直接触らなければ、、、』
「分かった」
アピ(本体)に魔力をいつも以上に流す。魔力はアピ(本体)を包み、弓の形に変わる。そして、魔力を闇と雷に変化させて矢にし、強く引き、超キョダイワームの口元目掛けて打ち込む。矢は一本の黒い雷に変わり超キョダイワームを撃ち抜く。そして、超キョダイワームを倒す事に成功した。そこまではよかった。
超キョダイワームがやられる間際に足元の地面を掘りその穴と超キョダイワーム本体で挟むようにして道連れをしてきた。その穴は他の穴と繋がっていたらしく、超キョダイワームとは別の穴に入り込んだ。
『そして、マスターは一度飛んでいこうとしましたが、地上に続く道はなく、仕方ないので降りている途中、少し酔い、操作を誤って落ちる形になりました。』
「そうだった、あまりの酷さに忘れようとしたんだった。」
『忘れようと忘れなかろうと結果は同じかと』
「何とか酔いも治まってきたから飛べるかな、うん、行けそう」
『しかし、相当落ちているのに全然床が見えないですね。』
実際、飛び酔いが治まるまで落ちているのだ。それだけの余裕があるほどこの穴は長そうだ。
「せっかくだからこのまま降りようかな」
『大丈夫ですか?ソラちゃん達が心配しませんか?』
「まぁ仕方ないって事で」
『あっけらかんとしてますね、、、』
「そうだ!一応今の内に何個かスキル作って着地に備えようかな」
『確かにそれはいい案ですね、どうせやる事もないですし、、、』
「それじゃぁ早速まず最初に、、、自動回復かな」
「創成!スキル:自動回復」
{スキル、創成を用いて、自動回復を作成しますか?〕
「はい!」
〔スキル、創成を用いて、自動回復を作成しました。〕
「次はどうしようかな」
『でしたら次は、方正系のスキルもいいかもしれませんね』
「確かにいいかも、、、じゃぁ創成!スキル:武術強化!」
『武術強化?マスターは元々戦えてますけどいいのですか?』
「うん、方正もあればもっと上手く戦えそうだと思ってね」
『なるほど』
「という事で、創成!スキル:武術強化!」
〔スキル、創成を用いて、武術強化を作成しますか?〕
「はい」
〔スキル、創成を用いて、武術強化を作成しました。〕
「後、魔眼っていうのもいいかもね」
『確か、魔眼は魔人が良く持ってる物ですが大丈夫なのでしょうか?』
「まぁやってみたら分かると思うよ。創成!スキル:魔眼!」
〔スキル、創成を用いて、魔眼を作成しますか?〕
「出来るっぽい!はい」
〔スキル、創成を用いて、魔眼を作成しました。続けて魔眼を取得した際にスキル:遠視も獲得しました。〕
何と驚いた事にスキルによっては一緒に獲得出来るスキルもあるようだった。
「早速使ってみよう、発動!魔眼!」
そういうと魔力がより正確に見て取れるようになり、床らしき物も見えてきた。そして、同時に数々の動く魔力の塊も数多く見えた。どうやら早速、創成したスキルを使うことが出来そうだ。
何やらマイエンジェル達は気付いてないようですが、相当下の階層に落ちたようですねぇ〜。それに気付かないのは偶然か、それとも、、、ふふ、そ れ とぉ〜禁忌の代償はなんなのか、マイエンジェルは知らない内に影響が出てますね。少し話すとするのなら、欠落の代わりに圧倒的な強化とでもいいますかねぇ〜。本来なら相当な物なのですが、マイエンジェルはあまり気にしてなさそうですねぇ〜。それともまだ、、、なのかもしれませんねぇ〜。と、マイエンジェルの先の未来を心配する健気な私なのでした〜。




