勘違いしねえよ!
――勘違いしない男子と勘違いさせたい女子との戦い……
俺の名前は森川直樹!
このリア充どもが巣食う学園に通う高校二年生だ。
「直樹!! 何ボケっとしてんのよ!!」
登校してる俺に、幼馴染の初芝恵理が巨乳を押し付けてきた。
そんな事では俺は動じない。
だってこれは唯のスキンシップだろう?
俺が戸惑う姿を見て楽しむだけだろう?
はん、そんな手には乗らないぜ。
「あん、うるせえな。何してるって……普通に通学だろうが!」
「ちょっと待ってよ!! あ、ね、ねえこの前の手紙呼んでくれたかな?」
「ああ、読んだぞ。別に口で伝えてくれればいいのに」
この前こいつから貰った手紙にはこう書いてあった。
『……私気になる人がいるの……直樹……あなたよ! 付き合って!』
「え、それじゃあ……」
「今度はあれはなんのゲームだ? いい加減俺で遊ぶのも止めておけよ!」
「え、ええ!?」
「ほら学校遅れるぞ! ダッシュダッシュ!!」
呆然とする幼馴染を置いて俺は一人で学校へダッシュした。
俺は絶対勘違いしない。
俺の見た目は普通なはずだ。
自己評価が低いのが性分なので、自分では見た目の評価が出来ない。
クラスメイトも数人くらいしか話しかけて来ない。
そんな俺は小学校の頃から今のいままで、ずっと女子からいたずらをされていた。
まあなんだ。ラブレターと言う名の手紙を俺に出して、その反応を見る遊びみたいだ。
ガキの頃の俺は初めてラブレターを貰って超浮かれた。
うん、飛び上がって俺の大切なゲーム機を壊したくらい浮かれてた。
いざラブレターに書かれた場所に行ってみると、そこには幼馴染しかいない。
そしてあいつは俺の事を指差して笑った!
「はははっ! 直樹騙されてやんの! やーい、やーい、ざまぁ!!」
俺は子供心ながら真のハートブレイクを味わった。
そんな事が何度も続いた。
あ、これは!? と思う手紙もあって、ちゃんと女子がいた事もあった。
だけど決まって、途中で幼馴染が登場してネタバラシをしやがった。
そして幼馴染以外にも妙にボディタッチが多い奴らがいる……
だけど、俺はガキの頃のトラウマを忘れられない。
俺は誓った。
絶対勘違いなんてしちゃ駄目だ! 自分が苦しむだけなんだよーー!!!
どうせ俺の事なんてすきじゃねえんだよ!?
ちょっといいなって思う子がたくさんいた。
その子達と話すと、ウキウキする。
次第にいい感じになる。
これは行けるんじゃないか! と思うと幼馴染がやって来る。
「ぷっ、くすくすっ! あの子から聞いたわよ。直樹が話しかけてうざいって!!」
「ぷっ、くすくすっ! あの子が言ってたわよ。本当は直樹と話すのが面倒だって!」
俺は女子を信じられなくなった。
もちろん、その中には幼馴染も含まれていた!
ラブコメに挑戦!
ゆるく書きました!