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正義の在処(仮)  作者: ハト
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自殺の決意

東京都の住宅街、他の人よりかは裕福でありそうな家屋が並び立つ住宅街。

そこのとある家で俺は自殺を決意し、行動に移そうとしている。

東京ではそこそこ名の知れている進学校に通っている俺、成績もそこそこに決して悪いわけではない。

しかし難関有名大学へ進学するにはとても厳しい成績。

親は勉強に厳しく成績が悪いと両親は一晩かけて俺を叱る。


「なぜこんなに成績が悪いんだ!毎日しっかり勉強してるのか?」と。


勉強はしている、塾に通っているがなかなか成績が伸びず、模試で良い点数が取れない。

通っている学校ではセンター試験まであと3ヶ月ということもあり、皆勉強に集中し、ピリピリした空気が伝わってくる。

生徒たちだけでなく先生もまたしかりだ。

家では親から、学校や塾では先生から、期待のプレッシャーを浴びせられ俺のメンタルは崩壊寸前のところまできている。

仲の良かった友人からも受験だからと言って遊んだり、楽しくおしゃべりする機会が減り、すれ違った生活を送っている。

プレッシャーからくるストレスを発散する方法を知らない。

万引きなどの軽犯罪に手を出そうとしたが度胸もなくすべて未遂に終わる。

こんな生活を送っているうちにもうこんな世界にいても何も良いことが起きないと思い、自殺を決意した。


「親や先生、世間からの期待に答えなきゃいけない・・・」


天井に吊るしたロープ、ロープの先には輪を作ってある。

椅子に登り輪の少し上の玉結びに目線がいく。

それを目の前にポツリポツリと言葉が出てくる。


「人には得意不得意があって何かしたって伸び悩むことなんていつでもあるだろうに、それを『なぜだ』と言って無理矢理やらせる。それがマイナス行為だとわからないのかよ」


この世に未練があるかはわからない。

しかし、こんなに苦しい日々が続くならもうこの世になんていたくないと思う。


「最後に迷惑をかけるけどごめんなさい、父さん、母さん、花、さよならだ」


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