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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

体重ほぼ1tですがなにか

特に面白くない作品なので文句言わないでください

お願いします。

「よし999kgにできた」

俺はゲームでキャラクターメークをしていた。


VRの進化著しい昨今

健康にも配慮した立った感覚で座る座席が誕生した

さながら子供が乗る足を入れるタイプのブランコのような光景になる


パンツタイプの椅子に専用のサンダルを履いて立ち両手にはコントローラー頭にはゴーグルとゴーグルにはヘッドセットもついている。

立ちながら実際に歩く動作やジャンプの動作に反応する

もちろん腕の動きにも

いつかダイブ式VRが出来るんじゃないかと叫ばれる昨今

健康に配慮したこの実際動くタイプのVRは運動したい引きこもりや運動不足に悩む主婦に大人気となった


そしてこのゲームには盲点があったのだ

運動不足解消やダイエット効果を見越したこの立ちタイプVRは体重を気にしている人がやるので体重設定を基本軽くしてるか本人の体重にしているからだ。


このゲームは本人の開始時の体重を基本の0としてゲームの数値に体重の増減を出すことが出来る画期的というかただ体重計付きというか週ごとにグラフにも出来る

体型や体重を気にする人のためのゲームだからだ

そのため体重に重きを置いたシステムだらけなのだ

装備には重量が記載されていて罠も体重制限で引っかかったりする。危険地帯回避用近道も体重が軽いと通れたりする

体重を軽くしすぎると身長制限もかかる。体重を軽く見せたくて細身で長身を目指してもそれでは冒険ができないので30kgにすると身長132cmまでとか身長制限で痩せすぎには出来なくなっている


このゲームを仲間とやるとなるとこの体重が問題になってくる

あまりに体重が少ないとリーチが短くなり魔法職しか活躍出来ず

体重が中途半端に重いと実際に痩せるか作り直す必要が出てくる

だからこそダイエットにもいいと人気なんだパーティ全体体重が500kgのダンジョンとかだと全体で501kgだったりすると全体で1kg以上痩せるために頑張れる

そう、仲間のために自分のために痩せる必要が出ると人間頑張れるものだ


だからこそこのゲームは皆頑張って痩せたり体型維持のために頑張ったりできる

もちろん装備の重量を変えることで突破する人もいるけど

装備のレベルを下げるとそれだけダンジョン攻略が大変になる

だから数kg程度なら皆痩せるために頑張る。

うまくできた仕様だと思う


だが俺は逆を考えた体重が大事なら逆に軽くするのではなく体重を増やそうとそしてやってみたらできた。


4桁は無理だったけど表示は999kgまでできた。

決定ボタン押した途端ズンッと重み感じたような錯覚に陥った。


なぜなら表示には999kgにした結果身長250cmで固定された。

このゲームの身長制限が250cmのようだ。

体型もかなりふくよかだ、腕を動かしてみるが実際の動きとは違う動きをする太すぎて行動制限がかかってるような気がする


体重が決まって、結果身長固定で何もすることなかった

次は種族と顔だ


種族は人間(寝たきり)、トロール(身長3m)、巨人(身長2倍)


「いやいやさっきの身長制限はなんだったの」

人間だと動けないしトロールか巨人しか選びようがないこの状況に呆然としていた

最初の250cmとはなんだったのか


注意事項を読む

トロール:小人の里に入れない、狭い隠し通路に入れない、近道は通れない

巨人:人間の装備が出来ない、人間の店に入れない、スタートが巨人族の村


注意事項を読んだあとランダムを見つけた。

この二種類だけならランダムで好きな方でいいかとも思う

人間になったら寝たきりで頑張ってみよう


ランダムを選んだ


「なんだこれ」


結果はダブル 

その内訳は巨人ドルイドとアマゾネスコングのダブルとロックオーガとトロールメイジのダブルのダブル

もやは何言ってんのかわからない

4種族混ざってるけどダブルらしい


巨人ドルイド:巨人族の中で魔力の扱いに長けてる種族

アマゾネスコング:強い男を好み負けると男が死ぬまでつきまとう

ロックオーガ:岩のように硬い肌

トロールメイジ:魔法が得意なトロール


「ここまでいくと今まで体重100以上もしくは200とかが居なくて最初のやつにサービスとか考えてそうな似非ランダム感」


巨人ドルイドとアマゾネスコングのダブルとロックオーガとトロールメイジのダブルのダブル:身長3、5m、人間の店に入れない、スタートは人間の町、トロールと巨人に差別される


扱いが酷い上に店に入れないのに人間の町スタート


「身長3、5mって5mだと999kgじゃ足りないからだよな設定ミスじゃないか、でもいろいろ面白いからいいや」

そんなことより次は顔

そういえば種族が決まった瞬間体型がとても筋肉質のゴリゴリのマッチョになっていた。


顔は人間風の自分の顔から変えるのと種族系の顔から変えるのがあった


「顔は種族顔っとシワを深めに犬歯大きめで目は赤で肌の色はそのまま(灰色)で髪はえーっと」

髪は超ロングで三つ編み顔はそのままでヒゲも超ロングで三つ編みにして首に巻いた


次はステータス

初期値は

人間で平均100

小人で平均80

エルフ平均120(魔力だけ平均200のため高い)


「種族の平均ってこんなもんなんだ小人っているのか小人ってゴブリン系とかドワーフ系とかかなそっちも見てみたかったかも、トロールの平均値はっと」


トロールと巨人のデータ無し


「トロール系はそりゃあ誰もなってないしデータもないのか」


俺の初期値が

力1200

敏捷100

体力500

防御800

魔力200


体を維持するための筋力と筋力にあった体力と防御を考慮した結果おかしくなったようにしか見えない

あまりに強すぎたのかボーナスポイントもない


スキル 豪脚 豪腕 ラッシュ 

種族スキル 硬化 魔力衣 首狩り 属性拳


豪脚:強烈な蹴りを放つ

豪腕:強烈なフックを放つ

ラッシュ:蹴りと殴りの連打


硬化:防御が倍になる(パッシブ)

魔力衣:魔力を纏い魔力以外のステータスを1、5倍に強化する(パッシブ)

首狩り:首より上への攻撃の命中力、ダメージ2倍に強化する(パッシブ)

属性拳;拳に任意で属性魔法を纏う


実際使ってみないとわからないが相当強力なスキルを手に入れたと思う

種族スキルは完全に4つの種族のスキルを受け継いでるように見える


「4つのうち3つがパッシブとか強すぎないか」


というかトロールメイジって魔法と使えるんじゃなくて魔法を拳に宿らせて殴るという魔法というか物理なようだ


あとは名前を決めてようやく町に出れる


「名前は、リヴライテス・ソーアス」

好きな某監督の作品の名前を少しずつ取ってくっつけてみた。


目の前に光が現れて転移する


真っ白な景色からだんだん町並みが見えてきた。


「おおおお」

ウォオオオオオオオオオオオオオオオオ

感動のため大声お出してしまったと思ったら

雄叫びが聞こえてきた。


「魔物だ~!!」

町に出た瞬間叫び声が聞こえた。


そして俺は攻撃された。

雄叫びは俺だったようだ。


「このゲーム街中で攻撃できるのか」

思わず声に出してしまった。

ゴルルルアアアアアグルルルルル

また雄叫びが聞こえた

これじゃまるで攻撃されたことにキレてるみたいじゃないか


そしてその雄叫びに攻撃性を感じたのか

プレイヤーからの攻撃も止まらない


「やめろ、攻撃するな」

ガアアアア、ウルアアアア

だめだこりゃ喋れないのかよ

これは酷いシステムだ

人間じゃないと喋れないのか


俺はキャラクターメークを終えて街に出た瞬間

街にいたプレイヤー300人位にフルボッコにされて死ぬことになった


「なんなんだこのゲーム」


このゲームは死ぬと一旦ログアウトさせられる

そしてこの日はもうログインするのはやめることにした


これが俺の衝撃的デビューだった


そして300人プレイヤーキルペナルティーでワインレッドフェスティバル(赤祭り、血祭り)

このゲームで語り継がれる通称、怪奇モンスター倒してPKP事件だった

ここまで読んで下さりありがとうございます

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