表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/48

九 宿屋バルザ

再び会うアステルとレマ。二人の間に芽生えていくもの。

 僕らは「宿屋 バルザ」に入った。

 あのレマがいる宿屋である。

 受付の手前にレマが来て、迎えてくれた。

 僕らは足をお湯に浸け、洗ってもらった。

 レマは言った。

「こちらの方は?」

「クライトと申します。聖職者です」

「アステルさん、私が聖職者と言ったら聖職者の友達を見つけましたね」

 僕は応じた。

「偶然出会ったんだ。探したわけじゃないよ」

「でもよかった。これで仕事の安全が確保されたわけですから」


 僕らは奥の部屋でロブスターを食べた。

 他はパンとワインのみ。

 僕は言った。

「ああ、仕事のあとに渋い赤ワインを飲んでぐったりと眠るのは、本当に幸せなものだよ!」

「そうだね。でも僕は少しにしとくよ。ラノ教の神官はあまり酒を飲んじゃいけないんだ」

「そういう自制心とひきかえに、治療の魔法が使えるわけだ」

「神は神官が深酒することを好まれないんだよ」

つづく

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ