表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/48

八 大きいゴブリン

二人の前にひときわ大きいゴブリンが現れる。

 でも、木陰から大きいゴブリンが現れた。

 ゴブリンの腕の力は強く、僕の構えた盾に勢い良くぶつかり、僕をひるませた。

 クライトがゴブリンの背後に回って背中に一撃を食らわすが、さほど効果はないようだ。

 僕も斧を振り下ろすが、なかなかゴブリンに当たらない。

 クライトは言った。

「ハハ…… 僕らの人生もここまでかな」

「あきらめるな! メイスを振り下ろせ!」

 そして三十分の苦闘の中、ゴブリンは少しづつ色々な場所に傷を負い、弱っていった。そして僕は最後に、ゴブリンの肩に致命的な一撃を加えた。

 ゴブリンが膝を折ったそのとき、クライトのメイスがゴブリンの頭に衝撃を与えた。

 ゴブリンは絶命した。

「ハァ、ハァ、こいつは強い敵だった。アステル、怪我したところはない?」

「大丈夫。でも、疲れた。ワインを飲んで休みたい」

「今日は大きい獲物だ。町に帰って宿屋に泊まろう」

「そうだね。お互い頑張ったね」

 まだあまり日が傾いていない二時頃のことだった。

つづく

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ