表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/48

七 二人組

アステルとクライトは二人組になった。

 クライトは言った。

「僕らは二人組になろうよ。戦士の君がいてくれると助かる。僕も治療をしてあげられる。お互い、相手の役に立つ」

「そうだね。それがいい。これからよろしく」

 僕らは握手した。

 僕は言った。

「君には恋人はいるの?」

「許婚がいるんだ。名前はイザベル」

「僕には、恋人はいないけど……」

「いないけど?」

「知り合いはいる。レマっていうんだ。かわいい子でね」

「そうなんだ」

 僕らは立ち上がって、午後の狩りをした。

 二対一でのコボルド狩りは、大変楽だった。

 コボルドは半分の時間で仕留めることができた。

 クライトは息を弾ませて言った。

「女王陛下はコボルドやゴブリンを根絶したい意向をお持ちのようだよ」

「僕らは二人組になったから、収入も増えるね。これなら僕だって家が持てるかもしれない」

「それはちょっと楽観的すぎるかもしれないけど……でも、いつか道は開けるよ。ラノ様が僕達を見守って下さっているんだから」

つづく

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ