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三 神様

神に立ち返る僕。僕は生きがいを見つけられるのだった。

 僕はふとラノ教の教典を持っていることを思い出した。

 たしか背負い袋の中に入っているはずだ。

 教典は滋味深かった。

 ダガーからショートソードに切り替えた時のことを思い出した。

 油で拭いたダガーは五百リントで売れた。ショートソードは値引き品がたったの二千五百リントで買えた。これもラノ様の恵みだったのだろうか。

 僕の生活は神様、つまりラノ様に支えられている。

 僕は大丈夫だ。

 ラノ教を信じる者は富は得られない。金持ちは天国に行けないからである。

 でもそれでもいい。

 物事に対する僕の見方が変わって、僕はいっそうラノ様を信じるようになった。

 ああ、信仰のなかった頃はなかなか自分が神様に幸せにして頂いていると気付けなかった。

 もう大丈夫だ。


 テントを出ると、もうあたりは真っ暗になっている。

 でもそこここから、狩人たちが互いに話す声が聞こえてくる。

つづく

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