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二十五 肉の味
僕らは酒場で牛肉を食べる。怪物の肉についても話した。
狩猟局を出たら、僕は言った。
「シルヴァは盾は買わないの?」
「俺のは長い剣だ。左手を添えないとうまく使えない」
「ああ、そうなんだ」
「それより女が欲しいなあ」
「この中で恋人がいないのはシルヴァだけなんだよね」
「そうだな。ハーフだから妖精族には断られるけど、人間族の女には嫌われないかもしれない」
「美男だしね」
「まあな」
酒場に行ったが、どれも不美人ばかり。
シルヴァのお眼鏡にかなうきれいな女はいなかった。
それはともかく、最近は儲かってきているので、僕らは牛肉を食べた。
塩とハーブで味付けされた厚い牛肉は肉汁を多く含み、大変美味だった。
クライトが言った。
「怪物の肉もこれくらいおいしければいいのにね」
僕は応じる。
「でも、怪物の肉がいくらおいしくても、コボルドの肉と同じことだよ。気持ち悪いよ。いくらコボルドの肉の味が良くてもね」
僕らは次にどうするか考えた。どう考えても、ハーピーを狩り続けるのが僕らにとってはちょうどよかった。
つづく




