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十八 魔法の剣

シルヴァは母親から魔法の剣を託される。

 シルヴァは言った。

「俺はこの人たちと行く。もう森には戻らないかもしれない」

 ベルラが応じた。

「そう。それなら仕方がありませんね。じゃあ、渡さなければいけないものがあります」

 そう言ってシルヴァが行李から取り出したのは、鞘に入った剣だった。

「母様……」

「持っていきなさい」

 そう言ってベルラは剣をシルヴァの方に差し出す。

 シルヴァは剣を受け取って、鞘から抜いた。

 青みを帯びた美しい刀身が姿を現す。

「これはすごい」

「ちょっとやそっとのことでは刃こぼれしないように魔力を込めて作られた剣です。父さんが使っていたのよ」

「父さんが……」

「いつか帰ってくるときがあれば、その時は無事に帰ってきてほしい」

「わかった。父さんのこの剣があれば大丈夫だ。母さん、ありがとう」


 僕らは家を出た。

 ベルラはいつまでも手を振っていた。

 シルヴァの中からはもう父へのわだかまりは消えていたようだった。

 クライトが言った。

「シルヴァは僕らの中で一番いい武器を持ってるんだね」

「そりゃそうさ。魔力のこもった剣だからな」

つづく

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