十一 ライセンス
ここしばらくコボルドを狩っていたので、功績が認められ、ライセンスが手に入ることになった。
次の日もコボルドを狩った。
夕方になると町に戻り、狩猟局の建物にコボルドの首を持っていく。
その日は四つだった。
革の袋に入れてある首を取り出して、台の上に載せる。
そこに立っている係が首を確かめ、「四万リントです」と言った。
一体一万リント。僕のように武器を扱うのが上手になってきた者にはいい商売だ。
係は首を自分の革袋に入れ、奥の部屋に持っていった。
係は言った。
「アステルさんはもう五十体くらいのコボルドを倒しているから、ライセンスを持った方がいいですね」
「いいんですか?」
「コボルドを五十体程度倒すことがハンターライセンスをもらえる目安なんです」
「そうですか。ではこちらのクライトは?」
係はクライトの方を見て言った。
「クライトさんはまだ狩りを始めて2日ですね。まだまだクライトさんはライセンスは持てませんね。……私はライセンス承認担当なんです。私の裁量によってライセンスが持てるかどうかが決まるんです」
クライトは言った。
「まだまだですか。じゃあ、これから狩りを頑張ります」
「戦闘技術が高まってきたようなら、認めて差し上げます」
係は受付の向こうに回り、金属の板に刻印をして、僕に渡してくれた。
「これがライセンスです。身分証明書にもなります」
「ありがとう」
つづく




