表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/48

一 ニウダの町

怪物の狩人アステルの物語をこれから書いていこうと思います。

 ニウダにやってきた。

 ニウダは雑然とした町だが、食料品の安い店が多い。

 だから怪物の狩人がよく集まる。

 金のない者は、食堂や酒場ではなく、空き地で火を起こし、自分で食材を調理する。

 恋のチャンスなどない。

 女を守るのも大変だ。怪物に憎まれたって町に怪物は入ってこないから安心だが、強い女でなければ同業者に狙われることもあるだろう。

 ショップ・ガストロにはコボルドの肉、鳩の肉、鴨の肉、鹿の肉などが売られている。コボルドの肉は敬遠されがちなので、安い。無論この店にはニラやほうれん草、ヨモギなどもある。

 ほうれん草とオレンジ、鳩の肉を買い、空き地に行く。

 こんなところにはむさくるしい男どもしかいない。出会いのチャンスなどない。

 乙女、つまり処女を抱くにも男は強くなければならない。

 かわいい女や美人の処女を取れるのは、強い男だけだ。

 だから弱い男は中古女の体を抱くのみである。

 そういう僕は、経験がない。

つづく

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ