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1話 異変

ピピッピピッ


目覚まし時計が俺の部屋に鳴り響く


「んーもう朝か...」


何故か声が高かった気がしたがいつもどうり洗面台へ向かう


え?


鏡に銀髪の女の子が映っていた

ちょっと待て

これは俺か?


両手をあげて振ってみたら鏡の中の女の子も同じ動作をしていた


俺は恐る恐る自分の体を見る


膨らんでいる胸が目に入った


「うぎゃーーーー!!!!!」


なっなんで女になってるんだ!

これはあれか?夢落ちってやつだよな!?


俺はほほをつまんでみる


「いてぇ...」


はっ!もしかして...


俺はとっさに半ズボンの中に手を突っ込む


「なっ、無い...」


15年間共に生きてきた相棒が無かった


その時、洗面台場の扉が勢いよく開いた


「誰かいるのかぁー?ってお前誰だ!」


そう、俺の兄が入ってきたのだ


「あっ兄貴!?おっ、俺だよっ!白だよ!」


俺の名前は灰咲白はいざきしろ


「えっ?俺の弟はこんな美少女では無いぞ?」


「しらねーよ!朝起きたら女になってたんだ!!」


「にわかに信じられぬな...」


「だったら証明してやるよ!あれは兄貴が中2の時だったか...」


「やめろっ!お前が白だってことが分ったからその話題はやめてくれ!」


すると台所の方から足音が聞こえてきた


「もー朝からうるさいわね...」


「「かっ、母さん!?」」


「あら、何驚いてるの?」


「母さん!白が女になっちまった!しかも美少女!!」


「え?、あら可愛くなったわね」


「えっちょっと母さん!?俺だと分ったの!?」


「当たり前じゃない、貴方の母親を何年やってると思ってるのよ」


「俺が寝て起きたら女になってて気持ち悪くないのか...?」


「そんなことないわよ、むしろめちゃくちゃにしたくなるぐらい可愛いわ。そうよね?大地君?」


兄貴の名前は大地だ


「おう!お持ち帰りしたいぐらい可愛いぞ!」


二人とも変態かよ...


「きもいです...」


「母さん、可愛い妹に罵られるって最高だな」


「あら、鼻血出てるわよ大地」


もう手遅れだ...


グゥ...

俺の腹がなった


「お腹すいちゃったのね白ちゃん」


「ちゃん付けやめろ!!」


俺達はリビングで母さんが朝ごはんを作るのを待っている


ジュー


ベーコンを焼く匂いっていいよね


「涎垂れてんぞ白ちゃん」


「うるさい、あとちゃん付けやめろ」


「あ、白ちょっとこっちに来て」


「え?分った」


なんか嫌な予感がする


「おー間近で見ると本当に可愛いな、銀髪も似合ってるし」


「可愛い言うな...男だから言われても嬉しくないぞ」


「今は女の子だろ」


「心は男」


その瞬間兄貴に腕がこっちにのびてきて俺の胸を揉みだした


「うにゃぁ!んっんあっあんっ」


「ほほう、揉み心地最高だなCぐらいか?」


「なっなにするんだよっ!」


「ん?胸を揉んだだけだが」


「変態!」


「いい声出てたよな」


「うるせー!変態兄貴!」


母さんがテーブルに朝ごはんを準備しながら言った


「あらあら、白ちゃん色っぽい声だしちゃって」


「母さんまで!?」


「でも実の妹がいくら可愛いからって手を出したらダメよ大地君」


「スキンシップってやつだよ母さん」


「それなら問題無いわね」


「問題大アリだよ二人とも!」


「とりあえず朝ごはん食べましょうか」


「そうだな」


「聞き流すなよ!!」


兄貴と母さんのテンポにはついていけないな...

ベーコン美味かった


母さんが朝ごはんをかたずけながらトンデモナイことを言い出した


「あっ、白ちゃん汗かいてるだろうし二人でシャワー浴びましょうね」


「俺も心配だから一緒に入るか」


「なんでそうなるの!?」



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