異世界物語はおもしろい
目が覚めた。覚めてしまった。そして、部屋にある窓から外を見る。うん、暗い。というか、少し下にでかい惑星がある。たぶん、これは昨日自分が夢であって欲しいと思ったことが現実なのだということだろう。・・・・これからどうしようかね。
朝?目が覚めた来人は軽く現実逃避気味ながらも今後のことについて考えていた。
「おはようございます、マスター。それでは朝食にしましょう。ダイニングにお越しください。」
いきなりベータが部屋に入り、なぜ来人が起きたことがわかったのか疑問に思われるが朝食の知らせに来た。
「確かに腹減ったな。なんか食べる・・・・か。あれ?俺ベータの料理食べたことなくね?大丈夫なのか?」
そうして、来人は少し不安に思いつつ、ダイニングに向かい、朝食を食べた。結果として、ベータの料理は美味かった。とても、美味かった。材料は不明だが。
「では、お勉強をしましょう、マスター。ライトノベルが待っています。」
朝食を食べ終えた来人にベータがそう言い出した。
「あ、あぁ。そうだったな、でも先にアニメとか見たいな。いきなり小説はちょっとイメージが。」
確かに来人には一般常識はあるがライトノベルに関しては少し齧った程度しかない。
「そうですね。では、私おすすめのアニメから見ましょうか。シリーズものなので限界まで追いかけますよ!」
「・・・・・・え?」
そして、いろいろなものを見た。勇者として召喚される物語から魔物に転生して成り上がったりする物語まで。結論から言うとすごく面白かった。隣ですごく饒舌に説明するベータがうるさかった以外は。ちなみに32時間ぶっ続けで視聴したため俺は倒れてしまった。