不法入国よね?
来人達は、遂にドブランド帝国国境付近まで来たのだが、国境には壁があった。そして、そこを通るためには検問所を突破しなければならなかった。
「ねぇ、どうするの?エクスラーヴァは目立つわよ?」
「そうですね、空から行くにしても見つかってしまったら騒ぎになりますね。」
「確かにそうね。検問も厳しそうだし困ったわねー。」
「誰も帝国の通行許可証とか持ってないだろうし、どうしようか?」
「ど、ど、どうしましょうか?来人さん、排除してきましょうか!?」
「え!?そんな物騒なことはしなくていいよ?どうしたの?ちょっと顔が赤いようだけど?」
「はぇ!?そ、そうですか?き、気のせいではないでしょうか?」
ルイズの過去を聞き、来人達と話し合って以降、来人が喋るたびにルイズの挙動がおかしくなっていた。
「やっぱりルイズはそうなのね。顔が真っ赤だわ。」
「えぇ、完全に乙女の顔ですわ。あんなルイズ様の顔は初めて見ますわ。」
「良い傾向ですね、マスターには幸せになって欲しいですから、このままマスターなしでは生きられないほどに好きになってもらいましょう。」
「そういえば、検問はどうするの?このままだと見つかるわよ?」
「ご心配なく、皆様お忘れかもしれませんが私の愛機には透明化機能があるので見つかる心配はありません。」
「そういえばそうだったわね。・・・ねぇ、それって不法入国よね?」
「大丈夫ですよ、バレなければ犯罪ではありません。」
「その考えは、絶対に間違っているわよ。地球なら間違いなく、犯罪者の考えだからね?捕まるわよ?」
すぐに解決できる問題にかなりの時間を使いながら、来人達はドブランド帝国に入国した。




