敵将の覚悟
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プリティア・アイ(アイリーン)と勇者瑠奈が魔物の大半を蹴散らしている頃、敵軍の総大将であるグレリック将軍は北にある陣地の中で部下の報告を受けていた。
「将軍!大変です!西、東に配置していた魔物の7割が消滅!魔物の操術師も全体の5割がロストしました!これ以上の戦闘継続は不可能です!急ぎ撤退を!」
「・・・・そうか。王国から勇者でも来たのか?それとも勇者に匹敵する何者かの介入でも受けたのか。まぁ、分からずともよい。急ぎ、全軍を本陣に帰還させろ!撤退だ!」
「了解しました!では、将軍も早く撤退を!」
「私は撤退をしない。・・・この地で迎え撃つ。」
撤退を始めた魔物とドブランド帝国兵だったが将軍は1人は撤退しようとせず、門番のように立っていた。
「な、なりません!貴方がここで死ねば、我らは勝てません!一緒に撤退しましょう!」
グレリックの副官であるガーランドは撤退しようとしない、グレリックを説得しようとした。
「できぬ。ここで全ての兵と魔物を失えば、それこそ我ら帝国は建て直せなくなる。なればこそ、私はここで足止めし、撤退を援護する!私の死を無駄にするな!行け、ガーランドよ!後は任せる!」
「くっ!・・・全軍!全速力で撤退せよ!将軍の行動を無駄にするな!急げ!」
その言葉を最後にドブランド帝国と魔物達は物凄い勢いで撤退していった。・・・将軍1人を残して。
「フッ。・・・・ここが私の死地か。戦場で華々しく散るのが本望だと思っていたが、案外そこまで嬉しくないものだな。最後にコレを使うこともアイツの狙いだったのだろうか?大したものだ。だが、ここで私の邪魔をしてくれた者に一矢報いてやれるのなら、喜んでこの命を捧げよう!」
グレリックの掲げた右手には怪しく光る宝玉が握られていた。
「さぁ、宝玉よ!私の願いに応え、その力を見せよ!」
その瞬間、宝玉が輝きを増し、グレリックを呑み込んでいくのであった。




