婚約者はプリ◯ュア
北、南、東、西に分かれた来人達は魔物を殲滅するため、奮闘していた。その内の一つ、東に向かったアイリーンは数百体を超える魔物を相手にしようとしていた。
「ひ、ひぃぃぃ!!!もうだめだぁー!この街も俺もお終いだぁぁ!!」
「おかぁさーん!助けてぇー!」
「大丈夫よ!きっと助けがくるからね!」
生き残っている人達も限界が近く疲労しており、諦めかけていたその時である。
「その通りですわ!助けに来ましたわ!」
アイリーンは空から急降下し、助けを求める市民達の前に現れた。
「な、何者だ、アンタ!?ていうか、逃げろ!食われるぞ!」
「ご心配なく!私は貴方方を救いに来たのです!来なさい!オブジェクトコードエキストラ1!」
『声帯認証、承認。オブジェクトコードエキストラ1、転送します。』
アイリーンの体は瞬く間に光に包まれ、日曜日の朝に放送されている美少女戦士のような姿に変身した。
「愛と勇気の使者!プリティア・アイ、参上!」
ドーンと後ろで爆発が起こったように見えるが演出である。
「私が来たからには、もう大丈夫ですわ!すぐに安全な場所に避難して下さいまし!」
そう言い残すと、アイリーンもといプリティア・アイはものすごい勢いで魔物を殲滅していく。
「これ以上、魔物の好きにはさせません!喰らいなさい!プリティア!マックスシュート!」
アイリーンが不思議ステッキから放ったその魔法はその場にいた魔物やそれを操る魔術師ごと消滅させた。
「これが私と来人様の力ですわー!」
アイリーンはその言葉とともに勝利のポーズをとるのであった。
「お母さん、あの女の人すごいカッコいいね!それに可愛いよ!」
「そ、そうね。すごいわね、後でお礼を言いに行こうね?」
「うん!」
プリティア・アイの戦う姿を目を輝かせて見ている小さな子供にその母親はこんな絶望的な状況なのに少し笑顔になるのであった。




