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魔物に支配された街

 来人達はエクスラーヴァに乗って、占領されたという街の近くまで来ていた。

 「やっぱり、派手に出発したのは楽しかったわねー!最初皆驚いてたけど、私が乗っていると分かると手を振ってくれたからちょっとしたパレードみたいだったわよ。」

 「はい、私も勇者様みたいな気分を味わうことができて楽しかったです!」

 「まぁ、武器を構える衛兵さん達には申し訳ない気持ちでいっぱいだけどね。」

 「それは、ほら!王様が説明してくれるでしょう。それより見えてきたわよ、例の街。かなり酷い状況みたいね、街の半分が崩れてるじゃない。」

 「そうですね、あの壊れ方は少し変ですね。占領するのでしたら余り街に被害を出したくないと思うのですが。」

 「その疑問の答えは、おそらくアレでしょう。」

 ベータが運転しながら指を挿した先には魔物がいた。

 「ま、魔物じゃない!しかも、かなり強めの奴!」

 「ま、まさか帝国がいきなり攻めてきた理由はコレですか!?」

 「おそらくその通りですね、アイリーン様の言っていた事が事実なのでしたらそれしかないでしょう。」

 確かに人による軍隊を作ろうとしたら時間はかかるだろうが魔物の軍隊が作れるのであれば、強い上に早く作れるかもしれない。もし、魔物を操れるのであれば捕まえるだけで補充できるのだから。

 「そういえば、前にアイリーンが襲われていた時に魔物が使われていたけど関係あるのかな?」

 「・・・・分かりませんがその魔物を操っていた魔術師がドブランド帝国の者であった可能性はあります。まぁ、雇っていたのはガイジス家のライルでしたが。」

 「それで?魔物の総数はどれくらい?」

 「私が街をサーチして調べてみましたが、軽く1万はいますね。生き残っている市民達もかなり少ないようです。」

 「い、1万!?多すぎるでしょ!どうするのよ、来人?」

 「そうだね、手分けして討伐するのがベストだけどアイリーンは非戦闘員だし、3人だと厳しいかな?北、南、東、西と四つに分けたかったけど。」

 「私、戦えますわ!ベータ様からある物をいただきましたし、瑠奈様から異世界の戦士の姿をお聞きし、その上であの素晴らしい作品を見させてもらいましたから!」

 「え?何それ、聞いてない。ベータ、瑠奈、どう言う事?」

 「いやー、ベータからアニメ見れるって聞いて見てたらアイリーンも興味を持っちゃってねー、つい教えちゃった!」

 「アイリーン様がご希望とのことでしたので私が趣味として作った物をお渡ししました。安全性と性能の高さ、何より再現度は保証致します。」

 「いや、そんな事は聞いてないから。でも、少しでも戦力が欲しいのは事実だし、仕方ないね。アイリーン、無理だけはしないように。」

 「ご心配くださり、ありがとうございます。無理はしないようにしますね?未来の旦那様を残して死ぬ気はありせんのでご心配なく♡」

 「う、うん、分かった。それじゃあ、殲滅開始!」

 「「「おー!」」」

 こうして分かれた4人は魔物の殲滅に向かった。

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