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王国はピンチだった

 来人達は門番から急かされ、王城まで来ていた。

 「しばらく振りの王城だわー。魔王ブッ飛ばした報告以来かしら?」

 「そういえば、魔王討伐の時に王城にいらっしゃっいましたね。瑠奈様のためにパーティやお祭りがありましたが、その時が最後なのですか?」

 「えぇ、そうよ。あの後、一度パーティを解散して各地を巡る旅をしてたの。ついでに元の世界に帰れる方法も探しながらね。まぁ、もう帰るつもりはないけどね。」

 「え?帰りたかったの?ベータに頼めば帰れると思うよ?」

 「う、うるさいわね!もう、帰るつもりないって言ってるでしょう!」

 「来人様・・・少しは女の子の気持ちも考えて下さい。今帰ったら来人様と離れ離れになってしまうではないですか。」

 「あ・・・・ごめん、瑠奈。気が付かなかった。」

 「ふん!この・・・馬鹿!考えなし!鈍感野郎!」

 そんな会話をしながら王城の入り口に到着した。

 「そこの者達、ここより先は王城である。紹介状を持っているか、もしくは王族、貴族の者でしか通すことはできん!ここを通りたいのであれば、証を提示せよ。」

 来人達に王城の騎士が道を塞ぎながら、そう言った。

 「やっほー、騎士さん達ー。元気ー?勇者瑠奈、ただいま帰還しましたー。そこ通ってよろし?」

 騎士達の言葉に返事をしたのは、勇者である瑠奈。とても軽い感じで返事をしている。

 「あ、貴方様は、勇者殿!そ、そうか。門番からの報告を受けていたが、こんなに早くお越し下さったのか!さぁ、早く国王様のもとへ!国王様がお待ちです。」

 「うん、了解。じゃあ行こっか、みんな。」

 「はい、瑠奈様。では、参りましょう。」

 「お待ち下さい!勇者殿はいいのですが、貴方様たちはどちら様でしょうか?確か、そこの女性の方はライゼクス家の長女のアイリーン様だったと思うのですが、あとの2人ついては知りません。正体不明な人達を王城に入れることはできないのですが?」

 「はい、私はライゼクス家の長女、アイリーンです。そして、この方は私の婚約者である黒羽 来人様。その従者であるベータ様です。」

 「ちなみに来人は私の婚約者でもあるからよろしくー。」

 「・・・・・ひたねやのぬななはめひのに!?」

 騎士は奇妙な叫び声を上げた。その後、別の騎士が来て、王城の中の玉座の間というところに案内された。

 「表を上げよ。この度、勇者殿には御足労いただき感謝する。そこの者達も、勇者殿を連れてきてくれた事、感謝に絶えない。褒美をやろう・・・・と言いたいところだが今は緊急時ゆえ、後回しだ。許せ。」

 「いえ、国王様が謝られる事ではありません。貴族として当然のことをしたまでです。しかし、緊急時とのことですが、なにがあったのですか?」

 「うむ、実は我が国の隣接する国の一つ、ドブランド帝国が戦争を仕掛けてきたのだ。すでに、街の一つが奴らに落とされたのだ。」

 「な、なぜ帝国が攻めてきたのですか?確か、帝国は魔王国との戦争時の回復に努めていたと思うのですが。」

 「分からぬ。しかし、攻めて来たのであれば迎え撃たなければならない。・・・力を貸してくれぬか?勇者殿。」

 「えぇ、もちろんです国王様!来人も含めてここにいる私の仲間で追い返してやるわ!」

 「それは大変助かる。・・・しかし、そこの者達は新しいパーティメンバーか?ライゼクス家の長女もいるようだが。」

 「違うわ!アイリーンは友達であり、家族よ!そして、来人は私の婚約者よ!そして、従者のベータ。ちなみにアイリーンも来人の婚約者よ?」

 「・・・・・・・・・婚約者とな?」

 「そうよ!文句ある?」

 「も、文句はないが、誠か?冗談などではなく?」

 「嘘じゃないわ!それじゃあ、戦争止めてくるわ!」

 「ま、待たぬか!ちょっと詳しく話を聞かせてもらうぞ。」

 王様から王国のピンチを聞かされた来人達であったが、その前に来人にもピンチがやってきたのだった。

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