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身から出たさび

作者: 米田 十二

とある国とある村に女が住んでいました。

女はとても貧乏でしたが美しい容姿をしており婚約者もいました。ある日のこと、女は神社に拝みに行きました。憐れに思った神様は「1日1回だけ風呂に30分つかりなさい。ただし1回だけですよ。」といいました。さっそく女が風呂につかっているとなんと風呂のお湯が輝きはじめました。

何事かとよく見てみると女の身体から金がでてきていたのです。女は大喜び、暮らしはみるみる良くなっていきます。

贅沢に慣れてしまうと益々贅沢をしたくなるもので女は神様との約束を破り1日に何回も風呂に入りました。

女は神様との約束を破ったことを少し心配しましたが、変わらず金は出てくるのでその心配も忘れていきました。

やがて、美しかった女の身体は貧乏だったころの三倍も四倍も太って醜くなりました。

ある日のこと、女がいつもの様に風呂に入るとなんと金ではなく錆びた鉄のようなものしかでてきませんでした。

それ以降金は二度と出てこず、贅沢な暮らしに慣れてしまった為、借金を重ねるようになりまた婚約者にも逃げられてしまいました。

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― 新着の感想 ―
[一言] 素直に凄いと思った。オチが面白いです!
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