何よりのプレゼント(200文字小説)
「どうしても今日中に仕上げなければならない仕事があるの」
電話口で彼女が告げた。
僕は電話を切って席を立った。
誰もいない真っ暗な部屋のドアを開けて明かりをつける。
“パーン”
いきなりクラッカーの音がはじけて紙吹雪が舞った。
「誕生日おめでとう!」
そこには仕事をしているはずの彼女の姿が。
「仕事は?」
「ウソよ」
「えっ…」
彼女が僕の口をふさぐ。
そして、にっこり笑った。
この笑顔が僕にとって、何よりのプレゼントだ。
「どうしても今日中に仕上げなければならない仕事があるの」
電話口で彼女が告げた。
僕は電話を切って席を立った。
誰もいない真っ暗な部屋のドアを開けて明かりをつける。
“パーン”
いきなりクラッカーの音がはじけて紙吹雪が舞った。
「誕生日おめでとう!」
そこには仕事をしているはずの彼女の姿が。
「仕事は?」
「ウソよ」
「えっ…」
彼女が僕の口をふさぐ。
そして、にっこり笑った。
この笑顔が僕にとって、何よりのプレゼントだ。
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