おちんぽ太郎の大冒険
今日も一人、童貞が一人で発電していた。彼の名はおちんぽ太郎。皆に知られることなく、夜な夜な孤独に世界を救うフリをしてオナニーにいそしむ、38歳のニートであった。
「そろそろ就職か童貞卒業したいなあ」
彼はディスプレイの中のAV女優に話しかけた。
「あんっはぁんっ」
いくら話しかけても彼女は喘ぎ続けるだけである。
「ちきしょうなめやがって!!」
彼は自分のDNAをディスプレイにぶっかけた。予想より多かったそれは、ディスプレイのみならずPC本体にもかかってしまった。鈍い音をたてたかと思うと排気口から煙を吐くcorei7搭載自作PC。応急処置すればまだ間に合うものを、彼はそのPCを窓の外に投げ捨てた。
「僕は決心した。絶対に就職して童貞を捨てるんだ!よし!早速ネットで求人情報を検索しよう!ってPCあらへんねや!クソッPC投げたくなってきた!ってPCあらへんねや!」
彼はコンビニで求人情報紙をもらってきて、とりあえず一発抜いた。賢者モードから回復してから、仕事を探すことにしたのである。