四天王
朱「どうも、彩夏♪」
やはり現れたのは龍峰だった。
「やってくれたわね。裏の全世界を“悪の支配する世界”に変える計画をぶち壊されたわ…」
彩夏「私は…自分が壊した世界を直しに来ただけ。別に朱の邪魔をしてなんていない」
その時、彩夏は朱に威圧されていた。
しかしそれに動じることなく、“逆応魔覇”を発動する。
朱「っ!? な、何…これは…!?」
“逆応魔覇”とは…
自分に向けて発動されている“技”や“能力”“魔法”その全てを逆にし、自分のパワーとして取り込んだり、相手の属性を“一瞬だけ正反対にして”自分は相手の能力をコピーし使用する覇気。
これは、熾宝泉一族しか持ち合わせていない。
彩夏「逆応…。これは私と姉さんだけが使える」
紗原「っ…。これが…熾宝泉のチカラ…」
絵理「でも、そんな憂那も“選ばれし者”だ…」
朱「…アタシ達にとって不利ね。なら…」
そこへ現れたのは、弦丞の妻『厳堂 春美』。
それから城井一族の『城井 志貴』。そして…
「…地球、ぶっ壊す」
黒銀に染まる髪、真っ黒な腕、刻印が体中に刻まれている姿の
『柑崎 香宇』
だった。
彩夏「…香宇。まさか本当に二重人格の四天王だったとはね…」
と発言したそのとき、憂那は現実に気づく。
紗原「…まずい、四天王の方が人数多いわ!」
絵理「誰かが2対1になる…これじゃ不利…」
そんな3人をあざ笑うかのように
朱「倒せると思ってるのかしら? 私たち四天王を!」
と、余裕綽々に言い放つ。
厳堂 春美…一歩も動かずに居る。
そんな春美に、彩夏が仕掛ける。
「神速砲撃!」
それは春美に届いたのだが、彩夏は何故かダメージをくらう。
彩夏「うぐっ!? い、今のは…??」
春美「効いていたようね。良かったわ…」
彩夏は1つ気付いた。自分がカウンター受けていたことに気付けなかったのは、春美が『体を動かさずに“笑顔無変”で技を仕掛けてる』から、ということに。
彩夏「…今までで一番厄介な相手だ…」
一方、城井 志貴。
とても直撃系な攻撃を仕掛けてくる。
紗原「真っ直ぐな技だ、それでいて威力がある…」
城井「ストレートなら誰にも負けねぇ」
紗原「でも、ストレートだけじゃ…」
まっすぐに仕掛けてくる城井に、背中に打撃を与える“不意打弾”を仕掛ける。
紗原「足元を掬われることにな……」
そこで言いとどまる憂那。不意打ちが決まった手応えが無かったからだ。と迷ってる間にも城井は攻撃してくる。
城井「…言ったろ? ストレートさなら負けない、ってな」
一方、香宇と龍峰。
黒覚醒している香宇は、全くの別人。今までとは真逆。地球の全てを破壊する方針で、能力を暴走させていく。
香宇「…地球は本当に汚された。こんな世界は必要ない」
絵理「地球は壊させない」
朱「どんな手を使ってでも、アタシ達は地球を創り直す。そのためには邪魔な人類を片っ端から殺していくのがベストよ♪」
絵理「そんなこと、させない…」
朱「邪魔するのなら、アナタ達も消すだけよ♪」
絵理は朱によって拘束されそうになる。だが、極めてきた全てを総動員して、そんな拘束も抜け出す。
絵理「そう簡単には消せない、私も彩夏も…憂那も」
と言った直後、香宇から仕掛けられる。
香宇「どんな手を使ってでも消す」
香宇が仕掛けてる脇から龍峰も仕掛ける。
朱「アナタとタイマン張るのは分が悪い。だからこうして2対1にするのよ♪ 確実に倒すために」
さすがの絵理も防ぐのが精一杯。反撃が出来なかった。
絵理「…これは分が悪い…」
世界最強の絵理をもってしても“彩夏の理想から生み出された最強”とその仲間が相手だと、守備で精一杯のようだ。
この窮地を乗り越えることは出来るのか……-----




