災厄と正義の夫妻、突然の激動
厳堂「私の妻は…その時、龍峰と一緒に破壊活動していたんだ。信じがたいが、な」
紗原「…っ!?」
それを聞いた直後、厳堂から離れる。
紗原「まさか、弦丞が私に近づいてきたのは…」
と勘ぐるが、厳堂は訂正に入る。
厳堂「いや、それを知ったのは夫婦になってからなんだ。見たことある人だから、向こうも私に近付いてきたのだろうな…私はその時、龍峰しか見なかったからな…」
紗原「…信じられないよ、そんなの」
厳堂「信じてくれなくてもいい。私は事実を述べるだけだ。まさかあの四天王が破壊活動してると思わなくてな…」
香宇「あの四天王なら私も知ってる。確か…龍峰と、城井家の長男と、アンタの妻、それから……」
ここまで話した時、香宇の様子がおかしくなる。
厳堂「…あれ、待てよ? 確か、あの四天王は…」
希夢「…待って? 何で香宇は知ってるの? 城井の兄が四天王ってことを…」
彩夏「確か四天王には“二重人格”の…」
香宇の身体が黒光りし、甲高い声で泣き始める。
香宇「い゛あ゛ぁぁぁっ!!!!」
その異変によって感づいた彩夏。
彩夏「まさか、香宇は…!」
……その時だった。
厳堂に黒い何かが巻きつき、思い切り壁に叩きつけられる。
厳堂「っぐぅ!! 何だ、このパワーは…!?」
と立ち上がろうとしたところを香宇が襲撃し、厳堂が壁を突き抜けて屋外に落とされる。
厳堂「がっ!!」
たった2撃で瀕死に近づく。とんでもなく強いパワーのようだ。
希夢「香宇!!」
その人格を押さえつけようと、フルパワーで香宇に立ち向かう。
彩夏「希夢! 待っ…」
言いかけた時、希夢も厳堂と同じように叩きつけられる。
希夢「あぐっ!! ………」
香宇「……破壊の時が来た。全てを壊す…」
紗原「っぐ…! 香宇も、あの時襲撃してきた奴の一人か…!」
-----…第七世界 某所。
?1「まずいわね、香宇が暴走してる。あのままだと…」
?2「…仕方ない、止めてくる」
龍峰「アタシの能力では相性が悪いから、頼んでいいかしら?」
?2「任せろ」
-----…第七世界 彩夏たち。
紗原「くっ…! ここは私の力で…」
と、その時。目の前に銀髪で銀眼の男が現れ、
??「香宇、少し止まれ…」
一瞬で峰打ちをして気を失わせ、そして香宇を持ち上げる。
彩夏「…助かった、ありがとう」
??「礼には及ばない…」
冷静に返事をする男。しかし、その男に見覚えがある紗原。
紗原「…あれ? まさかアンタは…」
??「…? ……」
その男が紗原を見た瞬間、キッと睨みつける。
??「……生き残り、か」
そう言い残し、その男はこの場を立ち去った。
紗原「…いよいよ動き始めたか、四天王…」




