消失魔境
厳堂「残念ながら手掛かりは無い。だが…」
何か含むように話す。
彩夏「…だが?」
厳堂「今は無き世界の“唯一の生き残り”は知っている」
香宇「……!?」
眞雪美「っ……」
厳堂「その世界は今でも“消失魔境”と呼ばれ恐れられている。消し去ってくれたのは良かったが、まさか1人だけ生き残ってるとは思わんかった…」
希夢「…ん?」
何かを感じ取った希夢は、とっさに神秘幻覇を使い、気配を察知する。
??「……」
5人の近くを何者かが通り過ぎた時、いち早く感じ取ったのは彩夏だった。
しかし、振り返った場所には、その者の姿は無かった…。
彩夏「……!!」
ゾクッとする彩夏。
(な、何だ…? 今の“人間とは思えない”オーラは……)
厳堂「……今の奴、何者なんだ?」
眞雪美「分からない…けど確かなのは、第七世界の人じゃない事…この世界の人に、あんなオーラは無いわ」
彩夏「今のオーラ、何処かで……」
似たようなものを感じたことがある彩夏。その時、最後の1つ手前の“記憶のピース”が当てはまる。
この時は、頭痛もなく自然と脳内に流れ込んできた。
この記憶が流れ込んできた時、彩夏は“自分の過去”に愕然とし、地にへたり込む。
彩夏「……そんな…」
つい口に出してしまう彩夏に
眞雪美「まさか…今“記憶”が!?」
厳堂「…全ての世界の真実を知ってしまったかな…?」
彼も彼女も、何かを知っているようだ。
ただ、香宇と希夢は何も知らないため、
香宇「世界の真実…?」
と、疑問を口に出し問い詰めた。
厳堂「うむ。…まぁ今はそれよりも“唯一の生き残り”を探すことが先決だ。彩夏の事は、その後だ…」
-----……第七世界 某所。
??(…私には、やらなければいけないことがある……)




