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7つの異世界  作者: 幡賀 吉紗
~第七世界編~
54/65

消失魔境

 

厳堂「残念ながら手掛かりは無い。だが…」

何か含むように話す。

彩夏「…だが?」

厳堂「今は無き世界の“唯一の生き残り”は知っている」

香宇「……!?」

眞雪美「っ……」

厳堂「その世界は今でも“消失魔境アブセント”と呼ばれ恐れられている。消し去ってくれたのは良かったが、まさか1人だけ生き残ってるとは思わんかった…」

希夢「…ん?」

何かを感じ取った希夢は、とっさに神秘幻覇オブスキュアを使い、気配を察知する。

??「……」

5人の近くを何者かが通り過ぎた時、いち早く感じ取ったのは彩夏だった。

しかし、振り返った場所には、その者の姿は無かった…。

彩夏「……!!」

ゾクッとする彩夏。

(な、何だ…? 今の“人間とは思えない”オーラは……)

厳堂「……今の奴、何者なんだ?」

眞雪美「分からない…けど確かなのは、第七世界の人じゃない事…この世界の人に、あんなオーラは無いわ」

彩夏「今のオーラ、何処かで……」

似たようなものを感じたことがある彩夏。その時、最後の1つ手前の“記憶のピース”が当てはまる。

この時は、頭痛もなく自然と脳内に流れ込んできた。

この記憶が流れ込んできた時、彩夏は“自分の過去”に愕然とし、地にへたり込む。

彩夏「……そんな…」

つい口に出してしまう彩夏に

眞雪美「まさか…今“記憶”が!?」

厳堂「…全ての世界の真実を知ってしまったかな…?」

彼も彼女も、何かを知っているようだ。

ただ、香宇と希夢は何も知らないため、

香宇「世界の真実…?」

と、疑問を口に出し問い詰めた。

厳堂「うむ。…まぁ今はそれよりも“唯一の生き残り”を探すことが先決だ。彩夏の事は、その後だ…」



-----……第七世界 某所。

??(…私には、やらなければいけないことがある……)


 

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