4人の目的は…
??「よく来たな、そこの4人…。どの世界の訪問者だ?」
突然、見知らぬ男が口を開く。
香宇「…よく、この世界の人間じゃねェって分かったな…」
??「我には分かる。貴様らは異世界の人間だと」
彩夏「…? …あれ? この人…確か…」
彩夏には見覚えがあったようだ。
??「…うむ? そこの貴様は…彩夏か?」
彩夏「うん、そうだよ? …もしかして厳堂さん?」
??「よく覚えていたな。そうだ、“厳堂 弦丞”だ」
彼の名は『厳堂 弦丞』
第七世界出身で、第七世界最強の男。
能力は“幻影気攻”という、“気功”を極めたモノ。
厳堂「…それはともかく、貴様ら何をしに来た?」
質問を続けた。
眞雪美「…実は、“アイツ”探してるのよ」
厳堂「アイツ…とな?」
彩夏「うん。祖源支配を“操って悪に仕立て上げた”元凶のアイツを」
香宇「あたしァ名前も知ってンだ…。だから、ソイツんとこ行って奴をぶっ飛ばす! そのための手がかりを探してンだ」
その時、香宇の左腕にある刻印が少し黒光りした。
その変化を見逃さなかった彩夏だったが、他の誰もが気づいていなかったため、自分の心にしまっておいた。
眞雪美「…? どうしたの、彩夏?」
彩夏「あ、いや…何も? ボーッとしてたよ、今…あはは」
苦笑して誤魔化す。
厳堂「ソイツの名前…聞いてもいいか? もしかしたら我も知ってる人物かもしれんしな」
その人物の名前を聞き出す。すると、香宇は少し渋ったが、彼に名前を言い渡す。
香宇「龍峰…」
ここで少し止めたが、厳堂は心当たりがあるようで、名を聞く。
厳堂「…下の名は?」
香宇「…朱…。龍峰 朱 が、黒幕だと思ってる」
そこに、眞雪美と希夢が続いた。
眞雪美「アイツは、かつて“最強の世界を抹消した”最凶で最悪の破壊神…。私達は、朱に壊された世界の“唯一の生き残り”も探してる…。その人を見つけた上で、朱をぶっ飛ばしに行くのよ」
希夢「そして、“神力創造組織”の行方も追っているわ」
厳堂「龍峰 朱…そして、“神力創造組織”か…」
彼も知っていた。
厳堂「奴も本当は…あんな奴では無かった…」
それも、随分と前から朱とは知り合っている様子だった。
彩夏「…何か手がかり、無いか?」
厳堂は、龍峰に繋がる手がかりを持っているのだろうか……
───同時刻、第七世界 某所。
?1「…奴らが第七世界に来たか。そろそろ極秘結社と…向こう側と…香宇が動き出すかな…♪」
?2「そうね。でも、妹には手を出すなよ? 極秘結社が相手するんだから…」
?3「だな。…ってか、早めに“香宇を”片付けた方がいいと思う。…まずは香宇を」
?4「それは未だ早いだろ…。それに、それをやるのは“向こう側”が動いてからでしょ? 時期尚早よ…」
彼女らは、彩夏達のことを傍らで見ていた。




