裂也の意外な訪問
奈那「どうして裂也が…ここに?」
その理由を聞いたとき、奈那は裂也に敵意を剥き出した。
『悪ィんだが、俺ァ…神秘幻界出身の奴らを捕獲してンだ…。刺神、テメェも例外じゃねェ…大人しく捕まれ』
奈那は神秘幻覇をフルに使い始める。
奈那「捕獲してる理由は分からないけど…裂也に私が捕まえられる?」
フルスピードで飛ばして後ろにステップを踏む。
…その時、裂也は消えた。
奈那「んなっ!? さ、裂也は…どこに?」
しかし間もなくして、裂也は奈那の背後に回っていた。
裂也「諦めろ、お前じゃ俺にァ勝てねェ…」
首元にチョップして気を失わせ、奈那を捕獲する。
大毅「っ! 姉さんは連れて行かせねぇっ!!」
裂也に襲いかかり、裂也と奈那の間に空間断裂を入れて離させようとする大毅。
しかし、それも効いてないのか、裂也は平然と奈那を捕獲したまま空間断裂させずに、なおかつ大毅に対して神秘幻覇を使って圧倒した。
大毅「こっ…この覇力…あ、りえねぇ…!!」
攻撃リセットされた上に想像以上の神秘幻覇に圧倒され、全く抵抗が出来なかった。
大毅も大人しく連行され、裂也達は、ある場所へ向かう。
───神秘幻界 極秘結社の内部。
??「…ん。刺神姉弟…か」
世界最強の、赤紫色の髪の女が、そこにいた。
裂也「これで全員、連れてきたぜ? お前に言われて、神秘幻界出身を」
奈那と大毅 以外の神秘幻界出身は、全員ここに捕獲されていた。
ただ、二龍の龍華と真稀を除いて。
唐突に裂也が話題をふる。
裂也「なぁ、絵理…。お前さ、“実の妹”ァどうすンだ?」
どうやら、世界最強の、赤紫色の髪の女は“絵理”というようだ。
絵理「好きなようにやらせとく。“あの世界”に来るまでは…」
───第七世界 某所。
彩夏「…? 今、誰かに呼ばれたような…」
空をボーッと眺めながら、ポツリと呟く。
───神秘幻界 極秘結社の内部。
絵理「…そのためのシナリオなんだから、これも」
どうやら何かを企てているようだ。
裂也「妹思いなんだか、自分勝手なんだか分かンねェな…お前」
と、ここで奈那が気を取り戻す。
奈那「んっ…ここは…?」
裂也「極秘結社だ」
奈那「ぷ、極秘結社!? …裂也、アナタ…私の思ってた以上に、とんでもない人材だったのね…」
極秘結社…とは、一体………───




