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7つの異世界  作者: 幡賀 吉紗
~祖源世界編~
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神に近き存在


――柑崎サイド――


「ったく…。祖源ごときが、浮かれてンじゃねェよ…」

香宇は、右手に気を溜めこむ。

「馬鹿にするとは、いい度胸だな。この祖源一族を…!」

そうして身構える香宇に、自慢の魔核消失を披露する綾井。

周囲に散らばった『魔核パワー』を消してみせた。

「祖源っつっても、ただ単に“いにしえの能力”ってだけだろ?」

そう問い、香宇は、綾井に神秘幻覇“らしき”能力を見せつけた。

「アタシらに敵うワケねェだろォが……」

「ふん。勝手に言ってろ」

そして、互いに戦闘態勢に入る。


「見せてやるよ。祖源の強さをな」

香宇めがけて、綾井が走り出す。

「見せてもらうとするか…。古の能力を」

そんな綾井に無防備な香宇。 防御態勢をとらず、それに加えて相殺覚悟もしていない。

無防備な香宇に、綾井は突撃した。

……しかし、おかしなことに、綾井が倒れた。 香宇は無傷。

攻撃の瞬間を見計らって、香宇は綾井に“何か”をした。

「ぐぁっ…!! 今…何を、されたんだ……っ!?」

かすれ声でそう言う綾井に、香宇は答えた。

「祖源を超えた“何か”だよ。 オマエら祖源一族が持っている“祖源閃波オリジンスパーク”の進化系に値する、生まれつきの超能力だ…」

「くっ……! お前は…“神秘幻界”生まれ……か…?」


ここで、新しい世界の名前が明らかになった。

そしてそれは、祖源一族が生み出した世界ではなく、その祖源的な世界の中で生まれた、究極を超えし者“真極能力者パワーマスター”たちが住む世界。


「違ェよ…。アタシの生まれァ、神秘幻界よりも……もっと先だ」

いったいどんな世界なのか、想像もつかなかった。

そこまで話した後、香宇は、

「……ンま、いずれァ祖源ごとき潰されちまうし、大人しく潰れてろ…」

そして、あっという間に綾井を殺害した。 武器などを使わずに、素手で。

その作業には、1秒すら過ぎていなかった。



「ふぅ……。…ンじゃ、祖源世界の空間にもどっか」




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