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7つの異世界  作者: 幡賀 吉紗
~魔法世界編~
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彩夏

突然の頭痛に襲われ、正気を保てない彩夏。 その実態とは!? そして、陰でこの風景を見守っていた“謎の女”は、一体……―――――

「今のは……何だっていうのよ…?」

麻井は、本当に何が起きたのか分からなかった。

それもそのはず。

突然の“絶叫”で、一瞬で叩きつけられたのだから。


「もしかして……」

この時、綾井だけは分かっていた。

それが何かの能力だということ“だけ”は……。


…と、この時、陰から誰かが現れた。


「もう動いたんだ? 麻井“総隊長”」

その人物は、陰で見守っていた“謎の女”だった。

やはり、虹色のオーラをまとっている。


彼女の名は「曽江川そえかわ 由真ゆま」。

謎の組織“BAE隊アースキラー”の一員らしい。

彼女は『魔法世界』出身。

能力は“虹色能力セブンオール”という『総合系オールラウンド』である。


「あら、由真♪ アンタは待機してればよかったのに」

「くっ…! 曽江川、なぜここに……」

疾風の注意は、麻井から曽江川へと変わる。

「ん? あぁ…“殺人犯抹消隊マーダラー”の玄崎か」


ここで明かそう。 疾風は“殺人犯抹消隊”の『現リーダー』なのである。

そして、殺人犯抹消隊は“BAE隊”の宿敵なのだ。


「…っと、私は貴様を相手にしているワケじゃないんだ」


ここで、曽江川が話題を逸らす。


「……なぜお前がここにいる、彩夏」

知っているはずもない彩夏の名前を、曽江川は知っていた。

しかし、彩夏は曽江川を知らない。

「な、なぜ…私の名前を……?」

頭痛が未だに消えないまま、彩夏が問う。

「この私が“清海家”の存在を知らない訳がない。よって、彩夏のことも知らない訳がない」


その言葉が放たれた時

「「き…清海家!?」」

綾井と玄崎が、同時に叫んでいた……―――――

曽江川は、彩夏の正体を知っているようだった。 そんな中、彩夏は少しだけ“自分”のことを知って…いや、“思い出して”しまう…―――――

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