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7つの異世界  作者: 幡賀 吉紗
~変幻異界編~
34/65

十三色

―――――冴子たち一行は、城井と、銀色のオーラを解き放つ彼女に出会う。

「彩夏、久しぶり」

現れてすぐに、こう言った。

「…あれ? まさか……真沙子!?」


彼女の名前は「小麻こあさ 真沙子まさこ

出身世界は“消え去ってしまった”ため、“身元不明”扱い。

使用している能力は“銀色能力シルバーブライト”。


単独で“犯罪者殺人クライムキラー”を成し遂げているプロの殺し屋だ。

そのためか、全世界の管理課から依頼が多い。

そして偶然にも、今回は変幻異界で依頼があったため、この世界に留まっていた。


「そう、正解!」

「…すっごい久々だな!真沙子!」

そう言い彩夏は、小麻に抱きつき、感動の再会。

銀色のオーラと青色のオーラが混ざり、銀青のオーラとして放出された。




……その時だった。



白く光る服と、白銀に染まった髪が、チラッと見えた。

「!?」

それを目で確かめた冴子と彩夏。

「今の……」

一瞬だけ見えた“何か”に、過剰に反応する冴子。

その瞬間、黒のオーラが大きく膨れ上がった。

「…っ!!」

それに気付いた優希が、冴子の怒りを抑えた。

「待って、落ち着いて! 今のは幻覚よ…」

それに続き、エメニヴェルが、

「そうデスよ、冴子サン。13色全ては揃ってないんデスから、ありえまセン!」


色能力を持つ全員に、見えていたらしい。


「オレも…しっかり見たぞ…?」

晋希が言う。

「アタシも……見えた…」

和美が言う。

「私にも…見えましたわ…」

沖城が言う。


「私にも見えた…」

曽江川が言う。





…………? 曽江川が……?


なぜか突然、曽江川が現れた。

「!? な、なんでここに!?」

冴子はすぐに曽江川から距離を取り、戦闘態勢に入る。

「あー待て待て、早まるな」

曽江川がストップサインを出す。

「私もアンタに協力することにしたんだ…冴子」

……そう。

いつの間にか曽江川は、BAE隊を脱退していたのだ。


「お前…よく脱退できたな!」

その覚悟に、冴子は驚いた。

「まぁな。…でも、脱退したのは私だけじゃない…!」

そして曽江川は、路井を呼んだ。

「私も脱退したわ。祖源支配に“操られていた”っていうのが分かったからね!」

虹色の曽江川、緑色の路井。

これで、あと3人まで短縮できた。


「……問題は、眞雪美だ…」

藍色の柑崎香宇は、清魔団の本拠地で寝てるので、起こせば来る。

金色の玄崎疾風も、魔法世界で殺人犯抹消隊として活動しているため、連れてくることが出来る。


……問題は、白金の篠原眞雪美。

行方がなかなか掴めない上に、出身や育ちが一切不明だからである。



******


ここで少し、補足しておこう。

13色を揃えて祖源支配を呼び出すことが目的…というのは読んでいれば分かるだろう。

では、なぜ“呼び出して”しまうのか…。

その理由は、麻井と綾井が現在も活動していることと関連している。

……そう。

祖源支配は、封印されながらも活動できるように、麻井と綾井に魂を注ぎ込んだのだ。

そしてそれは、のちに登場する「更幻こうげん 迅助じんすけ」にも同じことが言える。

その3人の“破壊活動”を引き止めるためには、魂を注ぎ込む器をも壊し、祖源支配を封印すればいい。

そういった目的の元で、祖源支配を呼び出そうとしているのだ。


******




「……眞雪美、今どこにいるんだろう…?」


そう言いながらも、冴子は、玄崎と柑崎を呼びに、

魔法世界にある“殺人犯抹消隊”の本拠地と、

隔世境界にある“清魔団”の本拠地へ戻る。

 

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