団体組織
―――――…場所は、清魔団の集会所。
「連れてきたよ」
奈那がそう言うと、全員が一斉に振り向いた。
「おぉ! ついに会えたな、彩夏!」
そう言ったのは、黒いオーラを解き放つ女性団長。
「……冴、姉ぇ…?」
少しばかり疑問形で、その女に問う。
「あぁ、冴子だよ。 久しぶり!」
彼女の名前は「清海 冴子」。 彩夏の姉。
言わなくても分かると思うが、能力は“黒色能力”。
魔法世界出身で、総合系の序列上1位。
真里と結原は、緊張してガチガチの状態だった。
「こ、こんな所に連れてきてもらえるなんて……」
結原は、清魔団のことを知っていたのか否か、とても楽しんでいる。
だが真里は、あまり楽しそうではなかった。
それどころか、何かを感知したように目線が泳ぐ。
彩夏は、冴子と久々に会えたことで、とてもよく話し込んでいる。
「……そんなに不安か? 須藤さん」
そう話しかけてきたのは、金髪をツンツンに立てたヤンキー風味の男子団員「神宮 晋希」。
彼は、黄色いオーラを解き放っている。
持ち合わせている能力は“黄色能力”。
総合系の序列上5位。
「まぁまぁ。そっとしといてあげなよ、晋希」
そう言って真里のことを気にしてくれたのは、赤い髪でサイドポニー、胸が少し大きめの女性団員「魅暦 和美」。
彼女は、晋希と相思相愛の恋人で、赤いオーラを解き放っている。
持ち合わせている能力は“赤色能力”。
総合系の序列上3位。
そうこうしているうちに、だいぶ馴染んできた真里と結原。
彩夏は、姉の冴子がいることで、すでに入団することを決めていた。
そんな時、奈那が真里と結原に聞く。
「真里も結原さんも、清魔団に入らない?」
……その時、異変は起きた。
結原は入団することを決めたが、真里は少し考え込んでいた。
「とはいっても、私は……」
真里が少し考え込んだ理由は、真里の過去と関係があった……。 次回は、真里の過去を執筆します。




