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7つの異世界  作者: 幡賀 吉紗
~魔法世界編~
10/65

百合香の因縁

前話の冒頭部分の続きである。 ある女の子が女性を消し去った事件に、百合香が遭遇。 それは、百合香の因縁の相手だった……

解散した先で、百合香は…ある事件に遭遇した。


「いやぁぁぁぁ!!」

両脚を“謎の物体”で掴まれている女性。

「っ!? この悲鳴…まさか!」

聞き入れてしまった百合香は、その女性の声の元を探る。

そして、それは相当近い場所だった。


「あちゃ~……これはまた運が悪かったな、アタシは」

煙筒パイプの白い煙が見えた時、女の子の手は止まった。


「またテメェか…里滝」

「嗅ぎ付けるの早いねぇ、川井」

ニヤリと不敵な笑みを浮かべる里滝。


彼女の名前は「里滝りだき 瑛那えいな」。

魔法世界の出身で、魔法世界育ち。

能力は“粘膜凝爆ジェルドライヴ”という『全世界で唯一の能力』である。


そう。 今までの事件は、全て里滝の仕業だったのだ。


粘膜ジェルで人間を捕え、口を塞ぎ、連れ去る。

それが出来るのは、里滝ただ一人。


そして、里滝は百合香の宿敵だった。



―――――それは、数年前にさかのぼる。


「よく帰ってこれたなぁ…姉貴!」

百合香の住むマンションで、百合香の隣の部屋から、そんな叫び声が聞こえた。

それを聞いてしまった百合香は、会話に耳を傾ける。

「瑛那! 許して……」

「許さねぇ……――――――――ってきたクセに!!」

その怒鳴り声が聞こえた直後、ガラスが割れる音がした。

「あぐっ!! 瑛那……もう、やめて……!」

「絶対にやめねぇ! 絶対に許さねぇ!!」

一向に瑛那の暴力行為が収まらず、ただただ

「あぐっ!! うぐっ…!!」

という、瑛那の姉のうめき声だけが響き渡ってくる。


その状況に我慢できなかった百合香。

そして百合香は、隣の部屋に入り込んだ。


「テメェ…何してやがんだ!!」

最初からケンカごしで侵入し、瑛那を止めようとする。

「なんだよ!? 隣部屋の川井さんよぉ!!」

瑛那は怒鳴り、粘膜ジェルで百合香を捕える。

「さっきから姉のこ…とっ!?」

足を捕えられ、身動きがとれない百合香。


その時、百合香は巻き込まれた。

瑛那が姉にしていたのと同様に、百合香も……

腹を殴られ、顔を叩かれ、足を蹴られ、腕をねじられ……。

「うがっ!! あがぁ…!!」

瑛那を取り押さえるつもりが、瑛那にやられっぱなしだった……



―――…その事件から数年、瑛那は消息を絶った。

しかし、その瑛那が、百合香の前にいる。


「あの時はやられっぱなしだったが、今回はそうはいかねぇ!」

そう言い、百合香は瑛那を止めにかかる……―――――


百合香は、瑛那にリベンジできるのか!? 次回、乞うご期待あれ!



―――――別室。


彩夏「あれ? “1話だけ”って言ってなかったか、川井…?」


川井「悪ぃな…どうやら1話じゃ収まらねぇ内容だったみてぇだ…」


彩夏「そんな…!」


川井「すまねぇな、彩夏…。」


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