5話 祭りの日
まさか今日だけ泊まる予定だった町の祭りに参加できるなんて運が良かったな~
でもせっかく宿で寝てるところに棒でおもいっきし叩かれて起こされるとは思わなかったな~
ヴォル君も祭りに来たらよかったのに旅費を稼ぎにギルドで依頼受けてたしな~
「まさか今日が祭りの日だとは思わなかったね~ これも全部僕に荷物を押し付けて散歩に行ったスズのおかげだね~」
「リル、まだその事で少し怒ってるの?ちゃんと本は買ってきてあげたんだから許してよ。それに私のおかげで祭りに参加出来てるんだから感謝してほしいぐらいだよ」
「荷物の事は取引が成立してるから文句はないし、祭りのことについては感謝はしてるけどね~ でもね~いくらなんでも久々のベッドでゆっくり寝てる所を叩き起こされたらね~それにその頃まだ祭り始まってなかったしね~」
まったくスズも時間をちゃんと確認してから優しく起こしてほしかったな~
「その事については本当にごめん」
「まぁいいけどね~ それよりもまずはどこから行く?この祭りのメインイベントには少し時間があるけど?」
「よしじゃああそこから行こう♪」
「ふー大体のところはこれで回ったかな。リル、メインイベントっていったいなんなの?」
「えっとね~ 聞いた話によるとなんかのおとぎ話の劇をするみたいだよ~」
「へ~ いったい何の劇をするの?」
「さぁ~ わからないけど面白いといいんだけどな~スズはどんなのだと思う?」
「私はこの国の伝記だと思ってるよ」
「まぁ楽しみに待っとこうか~」
どんなおとぎ話の劇になるのかな~ そろそろ場所とりに行かないと時間的に厳しいかな~
「スズ~ もう劇の場所とりに行かないと立ってみることになるよ~」
「え?もうそんな時間なの?まだ回ってない所も有るのに、また後で回ればいいか♪」
「そうだよ~ 劇が終わってからでもそんなに遅い時間にはならないだろうしね~」
さぁ着いたぞ~ スズが遊んでて結構時間がたったから席がもう空いてないかもね~
「まったく~ スズがあそこでくじ引きに夢中にならなかったらもっと早く着けたんだけどな~」
「だってあのぬいぐるみかわいかったんだよ。」
「ぬいぐるみを当てたら荷物がまた増えるよ~」
「当たってたらどうにかするからいいの♪あ、リルあそこの席が空いてるよ。あそこに座ろうよ」
「お~け~ ちょうどいい場所が空いてたね~」
「そうだね。あとどのくらいで始まるの?」
「えっとね~ あっ、ちょうど始まるみたいだね~」
さ~ どんな劇になるのか楽しみだな~
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