4話 平和な日
「町にとうちゃ~く」
いや~長い道のりだったな~とりあえずはここで1泊してからこの国の首都に向かうんだったよね~
「僕は宿を取ってから買い物に行くつもりだけど2人はこの後どうするの~」
「俺はこのあとギルドに行ってこの国の首都までの道のりを聞いてくるつもりだ」
「私はこの町を散歩するつもりだけどリルは何を買うの?」
「とりあえずは、非常食と短剣ぐらいかな~」
買い物が終わったら図書館に行くのもいいしな~ スズのように散歩をするのもいいしな~
まだまだ時間があるからやりたいことがたくさんあるしね~
「じゃあとりあえずは宿を探すとしよ~」
「リル、探すも何もお前の目の前の店が宿屋だぞ。お前はなにを探そうとしてるんだ」
「え~ヴォル君ひどいな~せっかく探検できると思ったのに~」
「そう言うわけだからリル君、私の荷物もよろしくね♪」
「え~何でスズの分まで僕が運ばなきゃならないの~めんどくさいよ~」
「まあそう言わずに何かリルが好きそうな本買ってくるから」
「も~ 仕方ないな~ わかったよ~ ヴォル君はどうするの~ 先に宿で荷物置くか、スズみたいに宿に入らずに用事に行くのとどっち~」
「俺は先にギルドの方に顔出しとくか」
「わかった~じゃ夕食頃にまたね~」
やっぱりこの宿屋も1階は酒屋なんだね~
どこの国でもいっしょなのか~
でもこの酒屋には昼間から飲んでる人はいないか~ 皆仕事熱心なんだね~ 感心感心
「おい坊主こんなところに何しに来た。早く家に帰りなここはおまえのようなガキが来るとこじゃねえぞ」
う~んこの親切そうに見えないおじさんがこの店の店長なのかな~ どうでもいいけど僕も速く買い物に行きたいな~
「おじさん、この店の店長?僕ら宿取りたいんだけどどうしたらいい?」
「おっとお客さんだったのか。すまねぇな俺は店長代理だ。ちょっと今店長買い出しに行ってるからよ。何人で泊まるんだ?」
「3人だけど2人は同室でいいよ~」
「わかった。じゃこれが部屋の鍵で、何日泊まるかは決まってるのかい?」
「今日1晩だけだよ~ これから首都に行くんだ~」
「首都で神教の連中には気を付けろ、あいつら何仕出かすか分かったもんじゃねえから」
「わかった~ 忠告ありがとね~」
神教ね~
何の神様を尊んでるのかな~
僕自身は神なんてもうこの世にいないと思ってるし別に目立たなければ目もつけられないだろうしね~
それにしてもお腹すいたな~ 買い物行く前にご飯食べよっと~
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