~ロンドンの「五大商業銀行」と「五大金塊銀行」~
*金融王ネイサンは、ロンドンにロスチャイルド商会を開設して、早くも二年後、
イギリスのユダヤ人富豪「リーヴァイ・コーエン」の娘と結婚してしまった。
この婚姻がもたらしたものは、“持参金”だけではなかった。
このとき、シティーの金融街を動かしていた、ユダヤ人の商家「モンテフィオーレ一族」と閨閥が生まれ、
ネイサンは、金銀の地金を自由に入手できるようになったのだ。
なぜなら、「モンテフィオーレ家」は、強敵「ベアリング一族」に金塊を運んできた、
「モカッタ・ゴールドシュミット商会」と婚姻関係を結んでいたからである。
金⇒「モカッタ商会」⇒「モンテフィオーレ家」=「リーヴァイ・コーエン」=「金融王ネイサン」
*この話を現代に移すと、今日のロンドンで、
全世界の金価格を決めているのは、ロスチャイルド家の当主のほかに四人いる。
①金融ブローカー「モカッタ・ゴールドシュミット商会代表」…スペンで活動していた一族が、ロンドンに来て名乗った名前が「モカッタ家」。
シティーの支配者「ゴールドシュミット家」と組んで創立した金塊銀行「モカッタ・ゴールドシュミット商会」は、イングランド銀行のブローカーとして一大勢力を形成していた。ネイサンは、この構図に、あとから来て入り込み、閨閥を結んで、財産を支配してしまった。「スタンダード・チャータード銀行」…英首相メージャーが幹部であった銀行。今日でも、香港の紙幣は、この銀行と、「香港海上銀行」により発行されている。
②「シャープス&ピクスレー商会」
③「サミュエル・モンタギュー商会」
④「ジョンソン・マッセイ」
五人のうち五人とも、ロスチャイルド一族の代表者である。以上が、『ロンドンの五大金塊銀行』…
*『五大商業銀行』
①「ロイズ銀行」…ロイド家九代目;植民大臣ジョージ・ロイド
②「バークレーズ銀行」…会長代理のマーティン・ジェイコムは、金価格を決める五大支配の銀行のうちの一つクラインウォート・ベンツン・ロンズデールの重役。アンソニー・デュークは、「リオ・チント・ジンク」の会長である。
③「ウェエスト・ミンスター銀行」
④「ミッドランド銀行」…子会社「サミュエル・モンタギュー商会」
⑤「スタンダード。チャータード銀行」…姉妹銀行「モカッタ・ゴールドシュミット商会」