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食品帝国『ユニリーヴァー』

欧州産業ベスト10 (1990年)


 一位 ロイヤル・ダッチ・シェル

 二位 ブリティッシュ石油(BP)

 三位 イタリア産業復興公(IRI)

 四位 ダイムラー・ベンツ

 五位 フィアット

☆六位 ユニリーヴァー

 七位 フォルクスワーゲン

 八位 ジーメンス

☆九位 ネッスル

 十位 ルノー


 ヨーロッパの食品産業(ユニリーヴァー、ネッスル)は、わが国では、想像もできない大きな規模を持っている。その王者ユニリーヴァーは、「リプトン」、「ブルックボンド」、「石鹸ラックス」、その他日用品のすべてを手がける。人知れず、世界最大のマンモス食品会社となっていることが、この帝国の象徴である。


 【ウィキペディアより】

 ユニリーバ (Unilever N.V./Unilever PLC、蘭/英) は、オランダとイギリスに本拠を置く、食品、洗剤、ヘアケア、トイレタリーなど家庭用品メーカー。

 二元上場会社であり、ロッテルダムにユニリーバNV、ロンドンにユニリーバPLCの2つの法人がある。

 NVはユーロネクスト・アムステルダムとニューヨーク証券取引所(ティッカーシンボル:UN)に、PLCはロンドン証券取引所とニューヨーク証券取引所(ティッカーシンボル:UL)に株式を上場している。


 

 【ユニリーヴァーの社史】

 1885年、イギリス人のウィリアム・リーヴァーが、石鹸の製造をはじめ、成功を収める。貪欲に、植民地に進出し、中央アフリカに「ユナイテッド・アフリカ」という生産拠点をかまえる。

 その頃、オランダのロッテルダムに、別のライバル会社が出現。マーガリンの大メーカーで、「マーガリン・ユニ」、「マーガリン・ユニオン」という二大会社をもつ食品帝国であった。こちらも、食品会社を買収し、成長してゆく。

 さて、英蘭を股にかける「マーガリン・ユニ」は、イギリス大手小売店「セインズベリー」を誕生させ、小売業界をおさえて、イギリスの食品業界を牛耳っていった。現在のオーナーは、イギリスの富豪第三位というスーパーリッチ:ジョン・セインズベリーだ。

 このジョン・セインズベリーの祖母の名は、メーベル・ヴァンデンバーグという。

 ヴァンデンバーク家は、オランダのバター商人として、ヨーロッパ中を支配した。つまり、このバター商人:ヴァンデンバーグ家が、「マーガリン・ユニ」、「マーガリン・ユニオン」の創業家である。セインズベリー家は、マーガリンを仕入れ、小売業で、これをさばき、大儲けした。勿論、両家は、二代目から、寝室を共にするほどの関係である。

 したがって、「セインズベリー」と「マーガリン・ユニオン」は、販売・製造を分担する兄弟会社である。ちなみに、「マーガリン・ユニオン」の前身「マーガリン商会」の会長は、イギリス大富豪二位のウェストミンスター公爵である。

 1929年、ヨーロッパ最大の食品会社である、「ユニ」と、さきほどの「リーヴァー」が合体した。オランダとイギリスに国籍をもつ、世界一の食品会社である「ユニリーヴァー」の誕生だ。大恐慌により、倒産寸前の会社を次々に買収し、文字通り、ヨーロッパの食品帝国を築いた。


 しかし、このような成功は、ロバート・コーエンによってなされた。

 第一位の「ロイヤル・ダッチ・シェル」を誕生させた人物である。

 また、「ユニリーヴァー」を合体させた人物でもある。また、パレスチナ商会を設立して、イスラエル建国に尽力していった。彼の力は、息子のバーナード・コーエンが、ダイヤを牛耳る「デビアス」と取引する、イスラエルの「ユニオン銀行副会長」として君臨し、ロンドン市長を務める大物であったことからも分かるだろう。

 そのようなロバート・コーエンは、父方・母方ともに、ロスチャイルド家という純血の一族であり、世に言うユダヤ人ではなく、ロスチャイルド人であった。

 ヴァンデーバーグ家とコーエン家は、モンタギュー・サミュエルを介してつながっている。

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