第2話 モンスター
そのうなり声の正体はモンスターだった。
全長が3mはあるドラゴンのようなモンスターだ。
「ひえぇぇぇ!」
俺は情けない叫び声をあげて必死に逃げた。
それでも奴はやつは追いかけてくる。
「もうダメだ」
そう思った瞬間、
「大丈夫ですか!?」
2人の警察官がいたのだ。
「うわぁぁぁ!」
モンスターを見た警察官は驚いたものの、拳銃を構えて鉛玉を4つほど撃ち込んだ。
モンスターはドサッと倒れた。
怯える俺を見て警察官は、
「避難所に行きましょう。」
と言ってくれた。
俺は警察官達と避難所へ向かった。
ついでに警察官にこのモンスターのことも聞いた。
「実は世界中でモンスターがなぜか出現したんです。それも1体2体とごろじゃなく、日本だけで1000体は確認されてます。まだ確認されてないモンスターや世界を含めると数万体はいるかと。空を飛んだり、火を吹く個体もいるので、災害みたいな感じです。」
俺は震えながら言った。
「災害なんて生ぬるいものじゃないです!もはやこの世の不条理ですよ!」
するともう1人の警察官が言った。
「そういえば500年前の書物に世界中に怪物が現れるという記述がされてるんですよ。それも世界中で。細かいところは違いますが、怪物が現れることと500年後再び同じことが起こることの2つは共通してます。その500年後というのが今日なんですよ。」
それで俺は確信した。
間違いなく転生してたと。
そして避難所に着いた。
その頃に会社から休みの連絡がきた。
「本来は喜ぶことだが今の状況じゃ喜べないな」
そんなことを考えてると沢山の人影が見えた。
すぐにおかしいことに気づいた。
子供くらいのサイズだが、骨格が明らかにおかしい。
周りには警備の警察や自衛隊と思われる人達が倒れていた。
そんなことを考えていると奴らは一斉に襲いかかってきた!
3話へ続く