私「学校行くんだ!」皆「その考え低評価です」
「私はこの浦島大学に行こうと思う。って事で今日から私の影武者のトウレンがトップになりまーす!皆拍手!」
しーんと静まるアジト。拍手一つもなくただただ、冷ややかな空気だけが流れる。
突如ボスに収集かかったと思えば。
50人の人が所属している不良組、剣世帝のトップで、裏社会の四天王の一人。別名"裏社会の解体屋"の人がパンフレットを皆に見せて笑顔でそう言った。
トップの右腕的存在も、予想外の表情で、彼女の胸ぐらを掴んだ。
「お嬢は何考えているんですか!?俺がトップ?ふざけるなよ!!トップは貴方だけで良いんです!!」
「そもそも裏社会の四天王の一人である人が大学に行ける筈ないでしょう!!」
そーだそーだ!と皆が口をそろえる。
「勿論普通に行かない。裏口入学を使う」
足下のトランクを開けるとそこには
ざっと50万は入ってる札束。
用意が早すぎる
何処でそんな大金を用意したのかは誰も聞かなかった。
「まあまて卒業すれば、戻ってくる。それまでのおさらばじゃないか。な、な?」
「異議あり!そんな所、行く意味ないでしょう!貴方小学校も中学校も高校も
行ってない人がわざわざ大学に行くんですか!?」
第二幹部の巫女塗字が講義する。
「私もそろそろ一般人になりたくて・・・・普通の生活にそろそろ憧れるじゃん♪今はね」
キランと妖しく光る眼差しと、最後の意味深の言葉を皆は逃さなかった。
我々のトップは何か考えがおありのようだ。
一斉に抗議の声が収まる。
「っ!分かりました!分かりましたよ!好きにしてください!ふんっだ」
一人拗ねる成人済みの男。
「皆・・・分かってくれて良かったよ!」
見せた物と同じパンフレットがもう一つ彼女のスクールバッグにも入っている。
そこには計画的に書かれた文字や推測を書き込まれたボロボロのパンフレットが。
「お任せください!お嬢。貴方の代わりに此処を守り抜いて見せます!!」
そう言った後私の耳元で
「もし貴方が傷つく事があればすぐに、やめさせますので」
と告げる。
「心配性だなトウレン。私を誰だと思っているんだい?」
キッと鋭い疑いの目を私に向けられる。
(信用ないねぇ・・・やれやれ。あんた達より私の方が強いのにな・・・ほんっとおかしな奴ら)
「あっそうだ、言い忘れた事が一つ、この学校、寮なんで」
一斉に皆から中指を立てられる。
「ひどすぎる!!まじでひどすぎる!!わかった!一週間に一回は帰ってくるから!
だから降ろせその手を!!」
半分は消えた。半分は。
「まぁ何かあれば連絡してこい。すぐに駆けつける」
全員がまだ納得していなかったが・・・・無理矢理納得した。
――――
彼女が剣世帝を出る時、彼女は皆に言った。
「言っておくが、私は今日から普通の大学生だ。私の呼び以外には来るな」
そう冷たく命令し、彼女はアジトを出た。
呼ばれたら行っても良いんだ・・・。
彼女の事で泣く者もいれば、野郎しかいねぇと愚痴る人もいた。
例え彼女が普通に戻っても俺たちは、貴方に忠誠心を示し続ける。
仮に貴方が見捨てても、俺たちは、笑顔で貴方を見送ります。
もう20年も続いたんだ。もう家族同等じゃないですか。
皆は寂しい気持ちに。
なった。
永遠の別れじゃないけど。
――――
ガラガラとスーツケースを引き、
浦島大学に着くと、気長学長が出迎えてくれた。
「ようこそ、型帝 妖家さん」
「気長学長。歓迎ありがとうございます。早速ですが」
お金が入ったトランクを見せると、学長の口が緩む。
「では学長室へ案内します」
私は彼についていった。
――学長室――
「どうぞ」
彼は受け取り中身を確認する。
「受け取りました。では今日から貴方はこの学園の生徒です。ようこそ!。ではまず寮に案内します」
「分かりました」
なんでも金だな。と改めて認知した。
寮に案内され、鍵も受け取った。
早速中を見ると、綺麗な1LDK。しかも個室だ。
「綺麗な部屋ですね」
「そうだろう。まあ最近まで人が住んでたんだ・・・・まあそれは良いか。じゃあ次は色々手続きをしよう。」
学生証作ったり、色々面倒くさい事をしているといつの間にかお昼の時間になっていた。
「これで以上だな。次の授業から出席して貰って構わないよ」
「分かりました」
クラス表、登録学科を確認して教室へ向かう。
学校の鐘がなる。キーンコーンカンコーンというやつ。
私は初めての体験で胸が高鳴る。
ガラッと教室を開けると、男女仲良く戯れている。
私の世界は男世界だから、男には慣れてるが、女の方はとても珍しい。
しかもネイルとかオシャレさんじゃないか。これは良い経験だ。
皆が一斉に私を見る。
「貴方誰?」
と綺麗な黒髪ロングの女性がしかめたツラで聞かれたので
「私は型帝 妖家!この学校に今日転校してきた者だ!!」
元気に自己紹介をするが、うけは良くなくて
あっそう。とそっけなかった。
(あれー?もしかしたらいつもの癖で、ガン飛ばしてた?)
焦る。めっちゃ焦る。
いやもしかしたら、私の本名を裏社会で名乗ると大体逃げられるから、そのせい!?
「いやあの・・・その」
小さく呟く。
すると優しそうな眼鏡をした女性が
「私は、金城 みと。よろしくね!妖家ちゃん」
と声かけてくれた。
ああ、よかったと安堵する。
「不慣れなもので、ありがとう!えっと・・・・」
「みとで良いよ」
「みと・・・よろしく!お願いします」
「ふふっ、よろしくね!妖家ちゃん♪」




