エンシェントスミス
予約投稿やってみました。
俺は絶賛武器を作っている。スキル上げもそうだが、剣神のギルが斧を振るっているのは少しかっこ悪いからだ。
武器作りは何度か金槌で叩けばすぐにできる。
本来、街にいる人は複雑な工程を得て武器を作成するため、俺はかなり異質な存在だ。
......外で物作りは控えよう。
この世界の武器は、素材を変えても見た目がほとんど同じため宝石などを付けて差別化しているが、デザイン性に欠ける。
そこで、武器を作成する時に性能はそのままで、形や色を変える自作MODを導入している。
そのMODは【エンシェントスミス】という。
エンシェントスミスには、俺が1から3Dソフトでモデリングした武器デザインが山ほど入っている。
「よし、早速作ってみるか」
武器を作ろうとした時にギルが工房へ入ってきた。
「武器を作るのか」
「うん、そうだよ。 けど、普通の人が作るやり方じゃないから見てても参考にならないと思うよ?」
「構わない」
「わかったよ。 じゃあ作るね」
使用するインゴットを用意して、デザインを選択する。今回は黒と赤色を基調としたグレートソード(両手剣)を作る。
形状は刃の部分が赤色の羽のようになっており、黒色がそれを所々包む感じだ。
かなり重そうに見えるが、普通のグレートソードと同じ重さだ。
鞘も刀がはみ出ない専用のものをエンシェントスミスで作成する。何とか武器は作成できた。一瞬だったね。
よし! 付与もしよう。
......失敗した。何故?もう一度......また失敗した。ひょっとしてエンシェントスミスには付与効果をつけれないのか?
え、それは泣く。
どうしても諦めきれない俺は、いつも使っているものよりも大きな上級宝石を使用してみる。すると......。
成功だ。どうやら装備品と宝石の価値が釣り合っていなかったようだ。鉄で作った剣なのにおかしな事もあるんだね。
付与は体力吸収を付けておいた。
最後に砥石で研ぎ澄ませて完成だ。
「名前は【レッドフェザー】だ。はい、父さんプレゼント」
「い、いいのか?!」
珍しく慌てるギル。
「そんなに慌てて、嬉しいのかい?」
「あ、あぁ。こんな業物初めて見たからな」
業物?ただの鉄の剣だけどね。まぁ本人がそう思うならいいか。
この際だからレッドフェザーと対の武器、ブルーフェザーも作っておこう。青い刃に白色を基調としている。
作り終わったら宝物庫に飾る。
ギルは飾られたブルーフェザーをキラキラした目で見ている。
「ダメだよ? 父さんにはそれあげたでしょ! これは飾り用だからあげません!」
しょんぼりとして、工房に戻って行った。
多分レッドフェザーの手入れをしに行ったね。
「マーローちゃ〜ん? お母さんには〜??」
「っげ!? お母さん?! いつから見てたの?」
「マロちゃんがお父さんに武器をプレゼントした時からかな」
全く気づかなかった。
「か、母さんはどんなのが欲しいの?」
「可愛いスタッフが欲しいわ!」
「ははは、わかったよ。」
う〜ん。可愛いデザインのスタッフかぁ。何かあったかなぁ? ......あっ! あれがあるな!
直ぐにエンシェントスミスで作成に取り掛かる。その間ルーナは俺の横で大人しく座っていた。
白と黒を基調しているトゲトゲしたバトルメイスが完成!このメイスの凄いところは動きに合わせてキラキラなエフェクトが出るところだ。
うん可愛い!
「はい母さん! これプレゼント」
「わぁ! 可愛いスタッフね!ありがとう。 ふふっ動きに合わせてキラキラしてて綺麗」
クルクルメイスを持って回っているルーナははたから見たら魔法少女か何かだ。
「......あ、あ〜母さん。実はそれメイス」
「......」
ピタリと動きが止まる。
まぁ、怒ったのは言うまでもない。結局はメイスのエフェクトを痛く気に入ったらしく許して貰えた。
さて、そろそろ寝ようかな。
明日はどんな冒険が待っているか楽しみだ。
最後まで読んでいただきありがとうです。
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