表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
少年はそれでも戦い続ける  作者: 虹ウサギ
7/7

0.5少年は思い出す

 ルキは今全身から殺してやるという衝動に刈られていた目の前にいる魔人は間違いなく敵であり、気を抜けばこちらが殺されかねないほどの強さがあるとルキは思っていた、今まで倒してきた魔人と何が違うかというと、この魔人は覚醒していた。


魔人の覚醒とは魔人が生まれ、ある程度の栄養を摂取した時に意識が目覚めた者のことを言う、ここで言う栄養とは体内に魔力を備え、なおかつ知能があるもの、つまり “人間”だ、覚醒した魔人と覚醒前の魔人その違いは明らかだった。


覚醒前の魔人には意識がない、希に自我が強いと意識を失わない時もあるが大抵は魔人になると同時にその者の自我は死ぬ、自我がない魔人はただひたすら人間を食べ続ける、そして体内にある一定の魔力がたまると別の何かが生まれる。その何かは争いを好み殺しでしか快楽を得ることが出来ない。過去に覚醒した魔人が生まれた時は町を二つ破壊したそうだ


しかしそれは、何十年も前の話ルキはずっと山にこもっていて知らないだけかもしれないが、少なくともルキが幼かった頃では魔人が生まれた話何ての聞いたことがなかった


魔人の見た目は、成人男性、髪は黒髪で短髪体は魔人化のせいで異常なほど筋肉が盛り上がっている。息は荒いが目だけはこちらを睨み付けている。この睨みあいが数分続いていたが、魔人が息を深く吸った瞬間視界から消えた。


次の瞬間後ろから殺気を感じた

すぐに横に避けたが少し反応が遅かったようで

横腹を切られた、魔人をよくみると背中からはコウモリのような羽が生え、尻から先の鋭いしっぽが生えていた。おそらくヤツと適合した魔物はインプだ。


インプ  小悪魔などとも呼ばれている。背中には羽が生え、空を飛ぶことも可能とても素早く鋭いしっぽで、獲物を殺す


山でも何匹か殺したことがあるが魔人は全く違う。まず大きく違うのは体がでかいことだ。それで何がいけないかと言うと力が強い。山で殺したインプは確かに素早くやっかいだが、一つ一つの攻撃は弱い。もしこの魔人が素早さはそのままだが力があるとすれば面倒だ。


 続いてインプ魔人は空へと飛ぶと一気に落下してきた。その時にしっかりとしっぽでの攻撃を忘れない。なんとか夜月で受け流した。続いて連続で攻撃を受けた、防御はしているが、次第に押され初め傷が増える。知能がある分戦いかたがうまい。このままでは少しずつ体力を削られやがて負けるだろう。


 いまだに奴の動きは見えない。始めに受けた横腹の傷が痛む。血が流れてきた勝てる気がしない。このまま負けてしまうかもしれないという思いが頭をよぎる。

そして遂に刀を弾かれた。魔人は満面の笑みを浮かべ

止めを刺しにかかる。殺られると思った。ここで俺は死ぬのか、クソッ俺はまだ何もできてねぇのに、俺がそんなことを思っていたら


“諦めるのか?お前には何があるか考えろ、お前は半魔人人間より力はあるが魔物の力はまだない。だがお前にしかないものもあるだろ。それを思い出せ”


 ん?誰だこの声は確か昔にも聞いたことがあるよな、その時も今みたいに死にかけていた。自分より格上の魔物を倒そうとして自分の力を計り間違い返り討ちにあった。その時もこんなの声が聞こえた。そして言われた言葉は、『敵の攻撃を利用しろ』だった。あのときは無我夢中だったから、完全に忘れていただがいま思い出した。俺はあのとき一つのスキルが覚醒した。


インプ魔人がしっぽを振り上げおもいっきりこちらに向かって振り下ろしてきた。インプ魔人は完全に油断していた。もうヤツには抗うすべはないと、しかしルキは一つの力を隠していた。いや忘れさせられていた。ある一つの存在によって。インプ魔人がしっぽを振り下ろしたと同時にインプ魔人の首がとんだ。首のない魔人の体は力なく倒れた。ルキが使ったスキルの名は

  

『カウンターアタック』

自身に攻撃がされる時にその攻撃と同じダメージのものを攻撃を加えたものに与える。自身はそのダメージは受けない、しかし攻撃される0.5秒前に発動しなければならないため、レベルが高い。


死んだ魔人を見ながらもうひとつ思い出したスキル使用する『アテェンデント.シャドー』影の付き人と言う意味だ。


「なんでしょう!ご主人様何なりとご命令を」


そんなことをぬかすふざけた真っ黒な鳥が肩に乗る


「なぜ俺のスキルを消した?答えろシャドー」







始めまして虹ウサギです。コメントかいいねが一件でも来たら続き書きます。たぶん

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ