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プロローグ1
誰もが憧れる「魔法」という存在。
勿論、使われ方次第では凶器にもなり得る...
それでも人という生き物は考えてしまう・・・
「魔法を現実で使わせてくれ!!」と。
時は4050年を迎えた1月3日。この国も様々な発展を遂げ、科学技術や医療技術など昔と比べれば大違いだ。そもそも、風邪をひくなんてことはこの世界ではあり得ない。
この世界で再現できないことと言えば「魔法」くらいだろうか。
いや、そもそも魔法なんてものはこの現実に存在せず、存在できないものなのであろう。
こんな人々の常識を覆すようなことが起きるとは未だ誰も考えてはいなかった。
そう あの男の出現を!