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縫-STITCHED  作者: 保科豊
8/16

3.1 おまけ



仕事の報告会が終わり、主人ヴィオン美容師デスト料理人タロウ参田みたは自室に先に戻り、談話室に残った者達である会話が始まる。



機械ペネロペ

乗送迎人あんた主人ヴィオン様を発砲って、何よ聞いたことの無い言葉で笑いそうになったわ」

乗送迎人ボリス

「言葉通りだよ。」

使用人セラ

「何よそれ」

乗送迎人ボリス

「だってよ、渋滞に捕まった時いきなり、『乗送迎人ボリス、車を河原の近くに止めてくれ。僕は飛んでいくよ。』っていうんだから、最初、【主人ヴィオン様、飛べるのかよ!】ってタバコ落としたワッ、」

機械ペネロペ

「で、で、」ーーーークスクスッ

乗送迎人ボリス

「で、主人ヴィオン様が勝手にマンション登って、

『この銃弾をライフルにつけて、ライフルの銃口を私の背中につけなさい』

っていうから、そうしたら主人ヴィオン様が銃弾になっちまったんだよ。」

計算機ジャッキー

「それで、銃弾に主人ヴィオン様の顔とか付いていたのか?」

乗送迎人ボリス

「いや、普通の45mm弾と見分けのつかないほどの変身だったぜ」

使用人セラ

流石さすが主人ヴィオン様、急事の時に銃弾になることを思いつき、更に銃をも着こなしてしまうなんて」

機械ペネロペ

「なんか、主人ヴィオン様って、私が『あの顔に変身して』言ってもそっくりな顔に変身できないけど、銃を身にまとえば、本物の銃弾にもなれるのね。便利な体ね。」



庭師ライナー

「ーーゴホンッ、主人ヴィオン様に犬の服着せたら、犬になるんじゃないかね?」




ーーーーーーー脳内落雷ゴロゴロドッシャーン


乗送迎人ボリス使用人セラ機械ペネロペ計算機ジャッキー

「「「「何ぃぃぃぃぃ!!!!」」」」


使用人セラ

主人ヴィオン様や主人ヴィレッタ様の可愛い犬姿なんて……)

ーー脳内稲光ピッシャーン

計算機ジャッキー

(俺のコレクションが潤うどころか、コレクションが洪水になってしまう)

ーー脳内稲光ピッシャーン

機械ペネロペ

(犬になってしまえば、主人ヴィオン様の肉球やお腹、触り放題。

甘える主人ヴィレッタ様なんて……)

ーー脳内稲光ピッシャーン

乗送迎人ボリス

(この庭師じじい、老いてもなおスゲー発想しやがる。

この庭師じじい出来る)

ーー脳内稲光ピッシャーン

庭師ライナー

「猫になるかも」ーーーーこの間、わずか2秒




ーーーーーーー脳内第二落雷ゴロゴロドッシャーン


乗送迎人ボリス使用人セラ機械ペネロペ計算機ジャッキー

「「「「何ぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」」」」


使用人セラ

主人あるじ様は一体どんな猫になるの…)


計算機ジャッキー

(どうやら、洪水どころかモーゼの道ができてしまうとは)


機械ペネロペ

(猫になる主人ヴィレッタ様なんて想像したら……あーぁぁぁっ)


乗送迎人ボリス

(この庭師じじいなんて発想しやがる、俺はいつから犬か猫の究極の二択を迫られているんだ。)





こうして、長い夜が明け、皆、眠れない朝を過ごしたと言う。


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