1.3. おまけ
あまり、動かないので
台本みたいにしちゃえって感じになりました。
ーーーR館食堂ーーー夜食会ーーー
主人
「さて、夜会は終わりよ。料理人食事を持ってきて」
料理人
「は、かしこまりました。」ーーーーコツンコツン…
機械
「ふぅ〜。今日は長かったぁー」
参田
「え、皆さっきの少し堅苦しい雰囲気はどこ行ったんですか」
庭師
「夜会はあんな雰囲気でやるのが決まりなんだよ」
乗送迎人
「【極力、名を当てられた人だけ発言しましょう】ってことだ。」
機械
「でも、さっきのサンタ君の反応良かったわねぇ。笑いが出そうで苦しかったわよ。本当にショタがお好き?」
参田
「違いますよ」
美容師
「あら、もしもその気があるなら私の部屋に、またいらっしゃい。」
庭師
「オエェェェェー」
乗送迎人
「爺さん、リアクションに命賭けるんじゃねぇ」
主人
「サンタは女の私が好きなのか」ーーー胸下をギュッ
参田
「違いますよ」
機械
「まぁ私も最初見たときは、【ヤっフォー男の子ぉ】ってテンション上
がっちゃったし無理ないわよ。」
計算機
「変態以外、それはない。」
機械
「個性は大事よ。陰険メガネ」
計算機
「ポンコツ人形よりましだがね」
ーーーバチバチバチバチーーー
参田
「で、ヴィレッタさんはどっちが本物なんですか?」
主人
「本物?、本物の体なんて私も知らないわ。私は服で形を変える魂なの 。だから、外見なんてコロコロ変わるわ。」
乗送迎人
「そうそう、ヴィレッタ様がビキニを着た時なんてエロくて最高だったぜ。」
庭師
「うんうん。」
機械
「いやいや待たれ、そこのジェントルメェン。この前の幼児暗殺事件で囮になった時のハンモック姿のヴィオン様は最高にキャワいかったわ。」
使用人
「いえいえ、私のお手伝いをしてくださったときのメイド姿のヴィレッタ様こそ至高。」
主人
「私、そんなにモテてたの照れちゃう。」ーーバサァッ
参田
(うわぁ、闇の組織のイメージが一気に崩れる音がしたよ)
ーーーコツン、コツン、コツン
料理人
「皆さま、前菜をお持ちしました。……ちなみに私は和服を着たヴィレッタ様が旅愁を感じさせる傑作。」
住人達
(お前も聞いてたのかよ)
料理人
「前菜はレタスとハムを特製ホワイトオニオンソースで逢えたものです。あと、主人様には豆腐です。」
美容師
「あら、美味しそう。でも、主人様は何を着ても似合う姿になるのだからどれも最高よ。」
ーーーーガタガタガターーーー
参田
「何してるんですか、あんた達。」
乗送迎人
「なにって味付けしてんだよ。」
機械
「料理人の味付けは薄すぎるのよ。タバスコかけないとやってられないわ」
計算機
「料理人、黒胡椒を取ってくれ」
参田
「あんた達、シェフの前で味を変えるなぁぁ失礼でしょうが。」
ーーートロトロトローーー
参田
「………なにしているんですかヴィレッタさん」
主人
「えっ、100倍に希釈させたケチャップソースだけど」
参田
「なんで、豆腐にそんなものかけるんですか、100倍に希釈したらただの水でしょうが」
機械
「危険よ皆んな、新入りがうろたえているわ。このままだと狂気で侵されるわ。」
使用人
「早く、早く、この子が喜ぶショタの写真を収めるのよ。」
住人達
——Ahahahahaha———
料理人
「サンタさん、うちの住人は好みが極端に違うためほとんど、最後の味付けは彼らに任せております。そうしないと食料庫にバラツキが出て、食材がもったいない形になるので。箸やフォークスプーンも各自で用意させております。」
乗送迎人
「おい、料理人。サンタさんはやめろ。赤服を着た爺さん思い出すから、、Ahahahaha-」
参田
「もう、そんなに笑わなくてもいいでしょう。アレッ?なんで箸が持てないんだ。」
ーーーカツン…コロコロコローーー
使用人
「あら、言い忘れていたわ。そのボロボロの体では体に慣れるまで、細かい作業は出来ないわ。」
主人
「そうよ、使用人の言う通り。そこでうちに来た新入りは、体になれるために何か1つ楽器を挑戦することにしているわ。」
参田
「楽器?、俺は楽器なんてなにも出来ないぞ。」
計算機
「ちゃんと話を聞け、挑戦すると言っているだろう。」
庭師
「楽器の演奏を練習する事で、指の使い方が慣れてくる。自然と人形の体でも細かい作業ができるってわけだ。」
主人
「そうよ、貴方には細かい作業ができるまでは、闇社会の仕事の最前線には行かせないわ。」
庭師
「で、君はなんの楽器に挑戦するんだ?」
計算機
「楽器は被っても、将来的には演奏できる楽器を増やしてもらうから、被ることは気にするな。」
参田
「皆、演奏できるんですか?」
美容師
「できるわよ。私はドラムや打楽器。
計算機はシンセサイザー。
メイドは弦楽器。
爺さんは管楽器、特にサックス。
乗送迎人はギター、打楽器。
料理人はピアノ以外なんでも
主人様はピアノね。」
機械
「で、なにやるか決まった?」
参田
「うーーん、これといって。」
主人
「じゃあ、私が決めるわ。サンタはヴァイオリンなどの弦楽器に挑戦しなさい。弦楽器ならここにいるほとんどが教えることができるから。」
乗送迎人
「それでいいんじゃね」
使用人
「決定ね。」
こうして、俺はこの館で弦楽器に挑戦することになった。